2010/12/28

考え中

 リスニング環境を更に向上・拡張させるかさせないか、中々悩む。ぶっちゃけしがない貧乏学生がこれだけやってりゃ十分過ぎる気がしないでもないのだが、しかし一度ハマり始めると中々抜け出せないのもまた事実。オーディオグレードのUSBケーブル買うか、も一つヘッドフォン買うか、…………うーむ、難しい。
 多分、ケーブルだったらFURUTECHのGT2 USB、ヘッドフォンならAKGのK601になるだろうか。K601はK701と微妙に迷うのだが、K601の方が伝統的AKGサウンドを味わえるそうなのでこっちの方が良いかなと。

 それにしても、夏にHD595買ったのをキッカケに音響機器に金使いまくってるな自分……六万とかCULVノート買えるぞ。
 尤も、後悔らしい後悔は殆ど無い。何せ投資に見合っただけの効果がちゃんと得られたからなー。HD595+HP-A3の組み合わせは結構万能だと思うのですよ。何聴いても心地良く楽しめる。

 因みにポータブルは余り拘ってない。どれくらい拘ってないかというと、使用してるプレーヤーが密林で投げ売り状態だったgigabeat T401Sと、つい先日バッテリー交換と大容量化(CF16GB)を行ったiPod mini(6GB)という有様である。ホントはCOWONのJ3とか欲しいんだけど、…………人間金が無ければ何も出来ないのさ……(遠目

 ……あーそういや、ケーブルやヘッドフォンよりも先にイヤフォン買わなきゃならんかったな。何せ今使ってるのってテクニカのCK6だからねぇ。買った当時は満足していたけど、流石に上記環境で音楽聞き始めると、CK6では例えアウトドア用途でも少々キツい。
 絶賛金欠中故に諭吉は使いたくないので、一葉と漱石の組み合わせでOKな価格帯だと……UEのMetroFi 170・220かSonyのMDR-EX510SL、テクニカのATH-CKM77・ATH-CKS90辺りが比較的高評価っぽいね。調べてみた感じだと何れもドンシャリっぽいのだが、まぁ外で使う分には多少強調入ってた方が良い気がするし、高解像度とフラットさを求めるんだったらもっと金を積めと言う話。

 ……てか、元々はHD228をポータブル用として仕入れたハズなのに、その軽さとパッドのふかふか加減に負けて、気が付けばPCでのイージーリスニングや長時間の作業でヘビーユーズしていたという……(^^; 無論、音質はHD595・SRH440の方が良いのだが、HD595と違って音漏れの心配が無く、SRH440よりも装着感の点で疲れにくいから使い勝手良いんだよな…


追記[10/12/30]:
 臨時収入があったので諭吉一枚解禁出来るかも。hf5・UE700・Image X5辺りを考え中。


更に追記[10/12/30]:
 密林にてImage X5が一万ちょいと言う超破格で販売されていたのですかさずポチる。
 もう一日早ければX10が一万五千ちょいだったらしい……ぐああしくじったああああ(悶絶

2010/12/26

年賀状制作/Everlasting

 昨晩は親の年賀状作りを手伝った。ホントはロクに整理していないHDDの中身の整理に取り掛かりたかったのだが、先に親の方から片付けておいた方が効率良いだろうと判断した結果である。
 使用ソフトは筆まめ。バージョンアップを繰り返しながらかれこれ数年間使い続けている。尤も、年賀状送る時期が終わったら速攻でアンインストールするのだが。4GBオーバーを遊ばせておくだけのキャパシティはウチのマシンには無い。

 さて、いざ文面デザイン始めようと思ってはがきを見てみると、
「…………何故三種類もある……(溜息)」
 無地だけならともかく、絵付き(兎or富士山)があるのはどーゆーことか。

 絵付きのはがきに合うようにデザインするのは少々めんどくさい。絵のある場所は予めその形に合わせて空けておく必要があるし、全面印刷が出来ないので派手な事が出来ない。文章の配置で勝負しなければならないので結構気を使ってしまうのだ、性分的な問題で。
 一方、全面印刷の出来る無地は、ソフトに収録されているデザインの中から気に入ったのを採用して、フォントなんかに少し手を加えるだけで完成するので簡単だ。おまけに派手で見栄えが良いものを作れる。
 だからいっそ全て無地の方が良かったのだが、ウチの親は年賀状を手書きでしたためるのが当たり前だった頃の人なので、無地よりも絵付きのほうが良いと判断したっぽい。…………こういうのもアレだ、所謂ジェネレーションギャップなのだろうか……

 まあそれでも一応デザインは頑張った。何せバイト代(漱石一枚)が出るのだから手は抜けない(何)。試作しては親に見せて、修正してはまた見せてを繰り返して三パターン製作。要らぬ葉書を実験台に、具合を確かめる目的で試し刷りしてみる。すると、
「うわ、こりゃまた随分と綺麗に出力されるな…」
 一体何に驚いたかというと、今年購入したプリンター(Canon MP560)の印刷品質の高さにである。特に宛名面印刷した時の郵便番号の収まり具合はある意味芸術的だった。余りにもド真ん中過ぎて思わず笑ってしまった程である。しかし、…………昨年年賀状印刷してた時に使っていた機種で、必死になって印刷位置の微調整繰り返していたのは果たして何だったのか……(遠目

 んでその後年賀葉書装填してひたすら印刷。あっという間に終了。
 終わってしまえば何とも呆気無い事この上ないが、まぁ、そんなもんだろう。


 しかし、よくよく考えてみると昨日ってクリスマスだったんだよな。
 …………我ながら、色気も何もへったくれもない聖夜だったというか何と言うか……はぁ。

   †   †   †

 最近よく聞いている歌がある。
 ユニコーンEP2「赤い彗星」の主題歌、Kyleeの歌う「Everlasting」である。

 不思議なもんで、スタッフロールのBGMとして劇場で聞いたときはそれ程気にならなかったのだが、後日改めて家で聞き始めたらあっという間にお気に入りになってしまった。――――メロディもそうだが、特に歌詞が。

 多分、同時期に真月譚月姫の最終巻を読んでいたせいだろう。Everlastingという単語の意味が示すように、この歌の歌詞は想い合う二人の「永遠」を歌い上げるものだから、それが最終巻ラストでの志貴とアルクェイドに重なってしまって、強く印象に残ってしまったのだ。
 …………しかし、よもやそこから派生して士郎とセイバーとか幹也と式まで想起してしまい、加えて先日読了した「氷結鏡界のエデン」のシェルティスとユミィまで重ねだしたからさぁ大変とか果たして誰が予測出来ようか。つまり知ってるサブカルキャラクターズの中でも関係が切ないカップルを無差別に歌詞に当て嵌めまくってたみたいでってああもう我ながら書いててホントにトチ狂ってやがるなコンチクショウorz
 なまじ「Everlasting」はメロディも歌詞も切ない感じなので、そういう関係を当て嵌めるととてもしっくり来てしまったのが大変いけない。いやある意味ごく普通のポップスだから、ラノベとかコミックのキャラを歌に重ねても別にダメな訳じゃないんだが、…………何だか、ねぇ……(溜息

 ところでふと思ったのは、
「この歌が「永遠」を歌い上げたものだとして、またこの歌の中での「私と君」がUCのバナージとオードリーに重なるとして、しかしEP2時点での二人は、まだそこまでお互いを強く想い合っていたわけではないんじゃないか?」
 ということ。どうせなら、二人がもっとお互いを意識しあうようになってからの話で使った方が良いんじゃないかと思ったのだ。何れにしろ良い歌なので別に構わないが、少し気になってしまったので。


 …………とまぁ、取り留めもないことを「Everlasting」聞きながら思い浮かべたり。

ライトノベル雑感:氷結鏡界のエデン

 久々に引いた大アタリ。元々、あの「黄昏色の詠使い」の細音啓さんの新作だったから結構期待していたのだが、何が何が。一巻読み始めたら手が止まらなかった。
 ファンタジー系作品としては極めて王道とも言える流れだが、それをこのようにしっかり巧く描けているところが素晴らしい。

 それにしても世界観が中々独特。基本的には王道ファンタジーな感じなのだが、しかしファンタジーで電気文明ってかなり珍しい気がする。
 「詠」がキーになる世界、主人公が異端、ヒロインが世界の核に深く関わる存在、って辺りは「詠使い」と同じだが、しかし此方の方が剣戟をメインとしているのでスピード感がある。

 何より、「触れたくても、触れられない」というシェルティスとユミィの関係がもう切な過ぎて個人的にツボ過ぎる。思わず背筋がゾクゾクしてしまったw
 加えて一巻終盤が反則的。ユトのあの一言から一気に加速してゆく展開はカタルシス抜群。レオンとの再会はかつての友人[ライバル]ならではの掛け合いにニヤリとさせられ、ユミィとの再会は、案の定というか切なさ大爆発状態(←古い)だった。

 召喚獣よろしく笑いに特化したコメディは例外として、最近のラノベって萌え萌えなラブコメ&エロコメばかりな感じなので、本作のような王道的シリアス系ファンタジーはホント久しぶりだった。というか久々過ぎてむしろ新鮮な心地すらする。
 現在四巻迄読了。「詠使い」譲りの繊細な雰囲気や、しっかりした筋立て、私的にドンピシャなキャラクターたち、読み易い文章、スピード感ある戦闘描写など、かなり楽しめる。特に四巻は、前作との関連性がアリアリでニヤリとした。

 ただ一つ不満があるとすれば、少し後味がさっぱりしていることだろうか。尤も、これはつい最近まで「境界線上のホライゾン」や「ウィザーズ・ブレイン」、「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、「機動戦士ガンダムUC」といった濃いめだったりリアルだったりする作品(特に境ホラ)を読んでいたこともあるのだろうが……(^^;
 他に気にかかる点があるとすれば、…………まぁ、これは作品が悪いのではなくあくまで自分が悪いのだが、ある意味結末がこの上なくハッキリしているせいで、気が急いてしまって仕方が無いということだろうか。無論、此処で言う結末というのはシェルティスとユミィがもう一度触れ合えるようになることである。前作のラストを考えれば悲劇的な結末は先ず有り得ないはずなので、余計に待ち遠しいというか。
 しかし、この「想定される結末」がハッキリしているからこそ、物語がしっかりしているのもまた事実で、…………早く結末が見たいような、しかしこれだけ面白いんだから少しでも長く物語を味わいたいような、正直複雑な気分である。

 最後に、ふと浮かんだ駄文を以下に。
 我ながら厨二病的な気がしないでもないが、自分の感想を凝縮しているので載せてみる。


 見上げる天空[そら]に/見下ろす大地に、
 想い馳せて/思い焦がれて。
 二人、同じ場所にいるはずなのに、
 こんなにも、君が遠い。

 触れたくても、触れられない。
 抱き締めたくても、叶わない。
 どうして? なぜ?
 こんなにも僕/私の近くに、君はいるのに――

 走る光は、拒絶の証。
 想い合い、求め合っても、
 世の理が、触れ合うことを許さない。

 ……でも。

「必ず行くよ。今度こそ、塔の一番高いところまで」
 ――それでも、諦めない。
 世の理が阻もうとも、いつか必ず、その手を取ってみせるから。

 きっと必ず――――君と並び立ってみせるから。

 世界から拒絶された少年と、世界の中心にいる少女が織り成す、重層世界ファンタジー。

2010/12/25

開設してみた

 ブログなるものを初めて自分で開いてみた。
 ちまちまと趣味やら何やらに関する雑文を書き連ねていく予定。