2019/07/08

(ポータブル)オーディオ環境構築思案メモ

_人人人人人人_
> 突然の死 <
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 ――――を迎えてしまったLG V10(LG-H961N)の代わりに、Xiaomi Pocophone F1とiFi Audio xDSDを仕入れて、ファイナルアンサーだッ!! …………と思っていたのに、結局相性問題で完全な代替とはならず、ポータブルのハイレゾネイティブ再生環境が宙ぶらりんとなってしまった現在。
 ……取り敢えず、自分がポータブルオーディオに求める要素とかを書き出して整理でもしてみようかなと。

 ぶっ壊れてしまったV10は何が便利だったかと言うと、やはりちゃんとした独立DACチップ積んであってK701でも割としっかり鳴らせた点に尽きる。そして対応フォーマットの幅。WAVやMP3は勿論の事、ハイレゾFLACやDSDまで再生出来るってのはまさにオールインワンで、ホント色々融通効いた。つか、我が家で176.4kHz以上のハイレゾ音源はV10しか再生出来なかった。……だからこそ、そんなもんが使用不能になってしまえば当然ながら一悶着あるわけで。
 そんなV10の後釜に、Pocophone+xDSDというトリッキーな仕様を想定してしまったのは、まあ、色々と理由があるというか…

・据え置き環境の刷新
 V10は確かに便利だったが、アレ自体をUSB-DACとして使うような機能は流石に無かったため、我が家の据え置き環境の対応フォーマットはHP-A3の上限(PCM96kHz)で頭打ちになっていた。そこでポータブル環境をスマホ+USB-DACという形にして、ハイレゾ環境をスマホだけで完結させてしまうのではなく、据え置きにも流用可能なようにしようと考えたのである。
 因みにxDSDを選んだ理由は、Bluetooth(apt-X)が使える多機能性と対応フォーマットの幅広さ、ポータブルに不足無いサイズ感、そして余裕のある再生出力を好ましく感じたから。要はちっこいのに万能なトコ。……まあ、USB入出力端子がAオスというむっちゃマイナー仕様なのは如何ともし難いが……

・高スペックの必要性
 現在とあるスマホゲーをそこそこ熱心にプレイしており、コレがアプデの度に結構な高スペックを要求してくるため、どうしてもスマホそのものの処理能力の高さを確保しておく必要があった。つーか多分V10がぶっ壊れた理由もこの辺にあるし。
 Pocophoneは自分が購入したArmored Editionでなければ三万円台(現在は二万円台の場合も!)で買える程リーズナブルなハイスペックマシンなので、コスパの点ではベストに近い選択肢だった。他のSDM845搭載機より10k以上安かったしなあ…

・Androidに於けるUSBオーディオ環境への認識の甘さ
 ぶっちゃけ此処二年くらいに発売された機種ならUSB Audio Class 2.0なんぞとっくに須く対応してるもんだと思っていた。USB-DACさえ繋ぎゃ何とでもなると思っていた。
 ――――甘かった。激甘だった…………_| ̄|○ il||li

 しかし改めて、Androidオーディオって全ッ然未成熟なんだなあと思い知らされたっつーか。iPhoneはとっくにその辺パスしてるんだものなあ…

 事此処に至り、いっそxDSDを売っ払って他のちょい惹かれたモノを狙い直すのもアリかにゃー?、とか若干思ったのだが、コスト考えてやっぱ却下。つーかPocophoneは兎も角xDSDはメーカーのポリシーとか実際の使用感が結構気に入ってるので手放す気無いし。

 ところで、将来的な採用も見据えて考え中なポータブル環境は幾つかあって、しかし何れも一長一短なのがもどかしい。

<Chord Mojo+Poly>
◎音質の良さは折り紙付き
◎幅広い対応フォーマット
◎低能率オーバーヘッドも何とかなる高出力
◎バランス出力非搭載
スマホを無線コントローラーとして使えるネットワークプレイヤー機能
△MojoだけならまだしもPolyくっつけるとかなりデカくなる
 (フットプリントがスマホ並み)
▼ネットワークプレイヤーとして使う場合、現状Androidだと対応フォーマットが限られる
×高価すぎる(二つ合わせて100kオーバー)

<HiBy R6 Pro>
◎DACとしてもトランスポーターとしても使える
 (USBオーディオ入出力をサポートしている)
○音質は良さ気
○対応フォーマットは必要十分
○高出力
○程々のサイズ感
○Android端末として見ても悪くないスペック
○HiBy Linkによるスマホを利用したワイヤレスプレイヤー機能
△4.4mmバランス出力搭載(2.5mmよりはマシだが…)
▼値が張る(100k弱)

<HiBy R5>
◎恐らくR6 Proと共通するであろう使い勝手
△未だ少々高い(50k程度?)

<FiiO M11>
○音質は概ね大丈夫そう?
○対応フォーマットは必要十分
○程々のサイズ感
○Android端末として見ても悪くないスペック
△FiiO Linkによるスマホを利用したワイヤレスプレイヤー機能
 (但しHiByより出来が甘いらしい)
△2.5mm/4.4mmバランス出力搭載
 (全部載せは面白いが、個人的にバランス出力自体が規格濫立の様相を呈していて嫌)
△未だ少々高い(50k〜60k程度?)

<Hidizs AP80>
◎DACとしてもトランスポーターとしても使える
 (USBオーディオ入出力をサポートしている)
やっすい!(17k)
◎バランス出力非搭載
○音質は良さ気
○対応フォーマットは必要十分
○ちっこい!(手のひらサイズ)
○HiBy Linkによるスマホを利用したワイヤレスプレイヤー機能

 バランス接続に関してだが、ぶっちゃけ自分は否定派というか敬遠派。特に業界内で規格がイマイチ定まりきってない辺りがホント嫌いで、剰えハイスペックPHPAメーカーの代表格であるiFi AudioとChordが採用に積極的でないことから、余計に懐疑的。
 トランスポーター機能はxDSDを手放すなら要らない子だが、自分はあくまでもxDSDを手元に残して活用していきたいので必須。むしろxDSD使うからUSB-DAC機能の方が要らないくらい。

 そして見逃せないのがHiBy LinkとFiiO Link。DAPと同系統のプレイヤーアプリをスマホにインストールしておくことで、スマホからDAPをコントロール出来るという機能である。
 スマホとDAPを無線(Bluetoothを使うらしい)で接続し、スマホをあくまでもリモコンとしてのみ利用することで、ストレージからのデータ読み出し→DAC変換→音楽信号の再生という音楽再生のプロセス自体をDAPだけで完結させる。そのため一般的なBluetoothレシーバーを用いる時と違って、無線転送に伴うダウンサンプリングの類が発生しないというメリットがある。
 HiByとFiiOの違いはメーカーは無論のこと、Link機能自体の完成度や安定性にも差があり、どうやらFiiOよりもHiByの方がその辺は優秀らしい。DAP用システム開発の点で、長らくOEMを請け負ってきたHiBy側に一日の長がある、ということだろうか?


 …………つーか此処迄書いていて思ったのだが。
 コレ、自分の場合AP80一択なのでは…………????


 機能と予算と好み考えたらベストバイどころか最早マストバイやんけ!
 う~~~~~~~~~~む……………………



※追記[190710]:

 AP80、買 い ま し た 。(ぇ
 所感はまた追々記す腹積もりなので、しばしお待ちをば…

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