2012/10/11

ライトノベル雑感:境界線上のホライゾンⅤ<下>

 昨日入手し、昨日中に読破。文章んトコだけなら1000P未満。やはり二話下巻こと金髪巨乳嫁表紙の壁は厚いと言うことか……っ!(ぉ


※以下、絶賛ネタバレ中のため未読者は注意推奨のこと。――以上。

2012/09/26

マウスオペレーション環境あれやらこれやら

 今の学び舎へ入学する際ノートPCとマウスをいっぺんに買ったのだが、そのマウスというのがこれ。


 誠に残念ながら生産終了となってしまった名機、Intelli Mouse Opticalこと通称IMO。
 自分はこいつの黒を愛用していて、左右対称デザインと5ボタンという部分にかなり惚れ込んでいたりする。

 最近のマウスはエルゴノミックデザインと称して右手専用のものばかり売られているが、自分はこれが大ッ嫌いである。dislikeではなくてhateのレベルで嫌い。何でわざわざ左右非対称にするのかと。どう考えてもシンメトリーの方が美しいではないか。(そういう理由かよ
 そして5ボタン。かつてはフツーの左右ボタン+ホイールクリックの3ボタンマウスを使っていたが、もうこのテのシンプルマウスには間違いなく戻れない。エクスプローラとウェブブラウザの進む戻るをマウスのボタンをカチッとやるだけで済ませられるのはホントに楽すぎる。

 そんなこんなでずっと愛用してきたIMOだが、この度青歯式のワイヤレスマウスを導入することになっていったんお休みさせることに相成った。
 理由は簡単。USBポートをどうしても一つ開けておきたかったのだ。

 というわけで買ったのがこいつ。


 マウスやキーボードでおなじみ、ロジクールの青歯対応マウスM555b。
 当初は5ボタンだけど側面にボタンねーじゃんと思っていたが、チルトに進む戻るを割り振れると聞いてこれに決めた。というか青歯式は選択肢少ないのでこれくらいしか選びようがなかった。

 密林でサクッと注文し、届いたブツを即開封。SetPointの最新版を公式から落としてインスコした後ペアリングする。
 加速とか速度とかSetPointで調整してやって、「よしこんなもんかー」と納得したのも束の間。すぐにトラブルが発生した。

 何かというと、…………時たま、えっらいカーソルの挙動がおかしくなるのだ。カクカクというかすんげえ遅延するというか、兎に角これではおちおち使っていられん。
 やはり接続が青歯だから、バックグラウンドでのマウスに関するI/O処理が滞ってるのかと思い、先日行ったリストア後初めてとなるレジストリ弄りによる処理速度の向上を図ってみたり、BluetoothドライバのプロパティでPC側からマウスの電源切れないようにしてみたりすると多少マシにはなったのだが、それでもまだまだと言わざるを得ない。

 どうしたもんかしらんと悩んで、そこで思いついたのがマウスパッドのリニューアル。
 今までは、


 こういう1k以下で買える安物パッドを使っていたのだが、どうせならちょっと良いモノに手を出してみるかと思ってこんなもんを仕入れてみた。


 FPSのような迅速かつ正確なマウス捌きを要求されるゲームをプレイする、コアなゲーマー用に開発されたゲーミング用マウスパッドである。
 お値段実に2.1k。上の安いヤツのおよそ4倍という高級品。うはあ。

 こんなもんでホンマに変わるんかいなと訝しみつつ、再び密林で注文し届いたのをM555bの下に敷いてみる。
 すると、…………驚いたことに、トラッキングの安定性が格段に向上した。ホントに。マジで。ここまで変わるもんなのか!?、とつい口に出してしまうほどに変わってくれやがった。何とまあ…

 ソールが削れやすいという声があるのでそこが若干不安と言えば不安だが、まあマウスを動かす際に上から強く押さえないように気を付けていれば多分大丈夫だろう。
 良く滑るし、さりとて止まらずにつーっと滑りっぱにもならないし、遅延みたいな現象もないし、悩みが一気に解決したので満足。ストレスがかなり解消されたので、これなら2kオーバーも許せてしまいそう。
 まっこと、「たかがマウスパッド一枚と侮るなかれ、どうせなら良いモノを使うべし」と強く思った次第である。

2012/09/18

イヤフォン雑感:Ultimate Ears TripleFi 10(TF10pro) ファーストインプレッション

 某ショップで週末特価していたのを物欲に負けてついIYHしてしまった…
 しょうがないんだよ、だってかつては二万どころか三万以上してたのが16kだぜ? 買いたくもなるさね……(ぇ

 というわけで手早く1stインプレ。イヤピはデフォのまま。出力はJ3。
 最新ロットver.(notテカテカケーブル)なので、テカテカケーブルだった頃とは音が全く違う可能性大。

・明瞭な鳴り方で普通に良い音
・低音モコモコとかほぼ皆無
・どちらかと言えば元気な音なので少々疲れやすいかも
・装着は普通挿しで十分、Shure挿しは逆に合わなかった
・外で使うにはちょっと気になりやすいデザインだが、個人的にはアリ
・耳引っ張って密着させると低域の迫力が一気に増す
・ケーブルはしなやかで柔らかいが、細いので断線が怖い

 さて気になる他機種との比較。
 例えばの話、手持ちを一言で軽ーく表現すると、

・やや低域寄り?でまったりしたW4R
・やや低域寄りでD型故に迫力のあるIE8
・高域寄りでドが付くほどタイトなER-4B
・ややドンシャリ(但しイヤピ次第で低域の量がかなり変化)でシャキッとしたHiDefJax
・やや低域寄りのカマボコ?である意味ニュートラルなX5
・やや高域寄りでサラッと薄味のUE700r
・やや低域寄りで地味なSE215

 こんな感じだが、これが本機だと以下のようになる。

・ほぼフラットで元気な10pro

 程々にシャリつく高域、適度に締まった低域、そして埋もれぬボーカル(≒中域)と、中々バランスが良くてびっくり。
 低域が少し軽いと思った場合は、Etyを挿す時のように耳引っ張って密着させてやればかなり量感が増す。
 イメージ的にはこんなもん。↓

・普通にすっと嵌めた時(10点満点で■一個1点、□一個0.5点)
高:■■■■■■■■■■
中:■■■■■■■■■□
低:■■■■■■■■■□

・耳引っ張って密着させた時
高:■■■■■■■■■
中:■■■■■■■■■
低:■■■■■■■■■■

 今まで使ってたヤツに聞き疲れを誘発するようなタイプの音が中々無かったので、本機のような全域に渡ってそこそこ主張してくるイヤフォンは正直新鮮。
 W4Rは聞き疲れとは無縁の音、IE8も迫力はあるがそれでも疲れにくいタイプ、ER-4Bは超キレキレのくせに意外と疲れない……と、主力というか音質的に上位に来る連中って大概耳に優しかったのよな。
 まあ本機もそんな耳に負担掛けるような音は出さないんだけど、結構元気に鳴るので長時間使ってると少し耳が疲れてしまうというか。

 何はともあれ、これで16kならかなりお得感があるかも。
 オススメ。


 購入するならeイヤホンさんフジヤエービックさんがオススメ。専門店だし信頼出来ます。

2012/08/07

雑記

 待ちに待った夏期休暇の一日目。
 だがそれで最初にこなしたのが我が携帯であるGalaxy S2のアプデって何だかなあ。
 というか一ヶ月も掛けてくれるなよと言う話。docomoェ…

 しっかし、先月の頭にヒャッホウAndroid4.0が来たぜー!とか勢い込んでアプデしてみれば、レスポンス下がるわ電池消費マジ半端無いわでもうテンションだだ下がりもいいトコ。部分部分で使い勝手良くなったトコが無きにしも非ずだっただけに無性に腹立ってしまったっつーか。
 まあ少なくとも、プロキシ設定をWifiの接続先毎に細かく設定できるようになったのは学内無線LAN使いやすくなって大変有り難かったし、システムアプリを任意で無効化して止められるようになったのは中々良かった。

 で。
 果たしてこれアプデして良かったのか悪かったのかと思わず悩み初めて早一ヶ月。
 よーやく来ましたねdocomoさん。いやはや待ちくたびれたぜホント…

 尤もアプデ自体は既に4.0へ上げていることもあってあっという間だった。
 問題はレスポンスとか電池消費な訳だが……これはまあ、未だよくわかんね。特に後者は一日放置プレイしてみんとなあ。

 個人的に銀河S2はガラケー機能の無いシンプルさとかスペックそこそこあるとことか割と気に入ってるので、とことん使い倒したいのよなあ。……その割にroot化とか怖くてやってない辺り、ホント我ながらチキンもいいところだが。(-.-;)sigh...

2012/07/07

イヤフォン雑感:Shure SE215 ファーストインプレッション

 ガッコの帰りに某量販店に寄って購入。
 お前こないだW4R買ったばっかじゃん何やってんのwwww、と我ながら思わなくもないが、どうしても外でのリスニングにShure掛けを適用したかったのである。

 現在外に持ち出しているのはUE700rとX5だが、基本此奴等Shure掛けに最適化された機種じゃあないので、Shure掛けするよりケーブルを下ろして使う方がやっぱ使い易い。
 が、そうするとどうしたってタッチノイズが目立つわけで。

 じゃあShure掛けに最適化された低価格機種ってどんなのがあるだろう、と考えて至ったのは一つ。
 そう、SE215である。
 というか此奴以外にShure掛けに最適化されたデザインで実売一万以内のって多分無い、はず。

 ま、何はともあれ取り敢えず開封したてのロクに鳴らし込みも終わってない状態での印象を書くと、

・低音強い、かなり底から出てる様な感じで正直重く感じる
・具体的に言うとこんな感じのバランス↓(※■:1点、□:0.5点、計10点満点)

高:■■■■■■■■□
中:■■■■■■■■□
低:■■■■■■■■■■

・高音と中音はそんなに癖が無い、先ず刺さらない代わりに劇的に伸びもしない
・つーか低音が主張激しいことを除けば基本的に普通な印象
・それよりもケーブルが彼方此方ゴツくて長いのどうにかならんのか
・個人的にW4Rの方が耳への収まりが良くて装着しやすい

 一万以内の品としては悪くないけど、現状だとHiDefJax(12kで購入)の方が音が面白いかなあ。
 まあ「Shure掛け」の大本が造ってる製品だけあってタッチノイズとか遮音性は頗る優秀なんだが。

 ブレークイン続けたら音変わるかもしれないので、三桁くらい鳴らし込んだらもっかい感想書くかなあ。

2012/06/28

イヤフォン試聴雑感:Victor HA-FXD80+α

 最近出たFXD80をガッコ帰りに駅裏行ってちょっくら試聴してきたので軽めに感想文。現在外使いにメインで駆り出しているJ3+UE700r・X5と比較。


 以前FXT90を試聴した際、高音がザラザラしているという感想を抱いたが、本機はザラザラというよりかはドライで乾いた感じ。低音もタイトで余計なボワつきは感じられず、全体的にクールで冷静な風情。

 バランスはUE700rがやや高域寄り気味フラット、X5がやや低域寄りかまぼこ気味であることを考慮すると、概ねフラットと言える塩梅。乾いた高音とタイトだがD型らしい力感を持った低音が印象的で、バスレフポートがある御陰かヘンな曇り籠もりは感じられない。

 本機の後にUE700rを使うとやはり粒子感というか、若干曇りがあるように感じられてしまう。低音は圧が無いし締まりがイマイチ。一方X5は低域の量感はそれなりだが圧は微妙。それに此方も薄いベールを一枚間に挟んだ様な薄曇った感じが拭えない。だがどちらも本機のようなドライさは無いので、その分音が穏やかでまったり聴いていられる点は否めない。

 ついでにHA-FX700も試聴してみたが、音出した途端に物凄い低音が鳴って超ビックリ。全体的に音が非常に重い。思っきし「ぼわ~ん」と聞こえてきたので瞬時に嗚呼こりゃダメだと判断。

 帰宅後A3+W4Rを聞いてみたが、やはり低音の圧はD型の方が優秀。抜けもFXD80の方が良い感じ。が、W4Rは何というか自然で、音に不自然さが少ないのが聞いてて安心出来る。刺さらないしブーミー過ぎない。尤も疾走感や刺激を求めるなら御門違いだが。……やはり元が補聴器の技術をオーディオに転用したものだけあって、BA型は基本的に音が穏やかなのだろうか?


 総じて、FXD80はネット通販ではないごく普通の量販店の店頭価格ですら7kを切ることを考えれば、見た目、音質共に中々悪くない代物。シャープな音が好きなら中々オススメ。かくいう自分も見た目がステン削り出しで格好良いのでついつい買いそうになってしまった。

 が、高音のあのドライ加減と、タイトで制動良さ気だがそう量が豊富でない低音の組み合わせはそれなりに人を選ぶと思われる。なので一度は試聴するべし。個人的には中々良いと思うが。


 現在、公式Webで通販すると特製ハードケースが付いてくるとか何とか。正直買ってしまおうかとかなり悩み中。だが先日友人にオススメしたC710やSE215も捨てがたいし、うーむ…

祝、一万アクセス突破!

 気が付けば一万回も見られていた我がブログ。なんともはや…
 これからも気が向けば更新していくので(待て)、どうぞ宜しくお願いしますー。

2012/05/11

イヤフォン雑感:Westone4R 其の弐

 音屋で弾丸を比較的安めに入手出来て思わずにんまり。
 しかしいざ届いた弾丸をW4Rに嵌めようとしたら余りに固くて思わず冷や汗。(--;
 ステムを折らない様に、変な方向へ力を掛けない様に気を付けながらゆっくり嵌め込んでホッと一息。

 んでいざ聞いてみると、コンプライと余り大差が無い。
 やっぱフォームチップからフォームチップではそこまで劇的な差は生まれんのかなあ、とか。

 しかし、コスパは確実に弾丸の方が良い。
 何せコンプライは量販店価格で約3kの3ペア、一方で弾丸は音屋価格送料込みで約2kの5ペア。
 つまり1ペアにつき前者は1k、後者は0.4kである。幾ら何でもコレは酷い。

 その上、ラテックス加工が施されている御陰か弾丸の方が質感が良い。丈夫そう。
 耳垢防止用のフィルタが付いてる分Tx-100の方が安心して使えるが、流石にこの価格差だとちょっと…
 でも、ステムを折ってしまう懸念が弾丸は些かデカいのよなあ。コンプライの方がスッと嵌ってラク。


 しかしイヤピの使用感以上に最近気になってきたのが、鳴らし込み――ブレークインによる音の変化。
 大体ここ数日、一日につき7~10時間程HP-A3で鳴らし込んでいたのだが、何か音が随分変わってきた感触がある。
 イヤピがテクニカのファインフィットだとコンプライよりも音が明瞭なのは前回の雑感で触れたが、コンプライor弾丸使用時の音がソレに近付いている気がするのだ。
 以前はフォームチップ使うといっぺんに大人しくなった高域が、ファインフィット使わなくてもそれなりに主張してくるようになったというか。ピラミッドバランスの傾斜がキツくなった(低域の支配感が薄れた)と言っても良い。

 まあプラシーボというか、脳がW4Rの音に順応したのを都合良く解釈してるだけかもしれんがねー。
 フォームチップのせいで耳穴拡張されたという可能性もあるし、W4R「自体」の音が変わったかどうかは正直不明。少なくともブレークインの間ずーっと着けっぱでないことは確かだが。


 しかし、ホントにとんでもないイヤフォンだなコイツ。兎に角「普通に」音が良い。
 IE8は如何にもゼンハイザーらしい音でニヤッとしたり、ER-4Bは超絶解像度で驚いたり、HiDefJaxは音抜け良くてカナルなのに開放型オーバーヘッドっぽい音がしてびっくりしたモノだが、コイツはそういう「穿った特徴」が無い。
 高域から低域までスムーズに鳴らし、嫌な感じの籠もり曇りは無く、意識向ければしっかり目的の音にフォーカス合ってくれて、いたって聞き疲れし難い、それこそ肩の力抜いてぼけーっと聞いてられる、「質の良い鑑賞型オーバーヘッド」みたいな鳴り方するのよな。……自分密閉型で鑑賞タイプのオーバーヘッド持ってないけども。(何

 はっきり言うととっても地味な音なのだが、その「地味さ」が極めて高次元の代物。
 ツボに嵌ると抜群にノれる浸れるといった音楽のジャンルこそ持たないが、その代わりどんな音楽でも平均よりずっと「良い音」で聞かせてくれる。
 今まで入手してきたカナルは基本的に何かしら尖ったトコを持ち合わせていたから、この普通さはとても新鮮だし、とても貴重だ。


 三万オーバーのイヤフォンなんて金の無駄じゃないかと思ったりもしたが、流石にこの音を味わったらそうも言えなくなってしまった。
 密閉型オーバーヘッドに対するカナルのメリットである「小さく軽い・音漏れない・遮音性高い」という要素をしっかり満たした上で、下手な二万円台のオーバーヘッドより余程上等な音を鳴らしてくれるW4Rの価値は、人にもよるだろうがかなり高いと言って良い。少なくとも損はしない。
 このちっちゃこい筐体で三万オーバーもする高級品を外へ持ち出せる勇気がある方なら(ぇ)、外でも相当な高音質で音楽に浸れるというメリットは中々大きいだろう。文句抜きで薦められる一品である。


 ……しかし、こうなってくると同じ三万オーバーであるSE535とかEX1000とかやはり気になってくるなあ。
 X10や10proも微妙に気になるし、…………嗚呼、イヤフォンスパイラルって恐ろしい……(溜息+遠目

2012/05/03

コミック雑感:風の谷のナウシカ

 実家に帰省した姉の土産物。全七巻、一気読みした。



 …………何つーかまあ、これは、…………凄いな、ホント。
 宮崎駿は昭和五十年代にこんな頽廃感全開フルスロットルなコミック書いてたんかいな…

 皆がよく知るのは確実に劇場版アニメの方だろうが、展開が全然違う。共通している箇所がないわけではないが、もっと突き詰めてるし行くとこまで行ってる。というか深淵過ぎて一回読了しただけじゃ内容が掴み切れん。もう何回か読まんとしっかり理解出来ない気がする。

 取り敢えず、「環境」ってのをテーマに据えてるのは「もののけ姫」も同じかもしれんが、こっちは遥か未来、環境破壊通り越して最終戦争の果てに人類が滅びかけてるからねえ。もっと破滅的で殺伐としてる。
 もののけ姫は「自然対人間」みたいな構図だが、こっちのアニメージュ版ナウシカは「ヒトの業」がテーマというか、奥底にあるというか、そんな印象を受けた。


 拡大する戦乱。世界を「喰って行く」腐海。人死にが当たり前の様な、そんな終末を思わせる光景。

 だが、毒を撒散らす腐海の奥底で、確かに世界の浄化は始まっていた。静かに、時間を掛けながら。

 微かに残る伝承。蒼い人の伝説。黄金の野原を行くと言うその姿は、果たして救世主か、それとも別の何かか。

 遙か昔、世界が焼き尽くされる前。生命[いのち]をも操った人の業[わざ]。その産物は、荒廃した世界だけでなく。

 戦士にして調停者。そして「裁きを定める者」である幼き命は、約束の地にて何を彼女らに見せるのか。

 滅びの果ての再生。もう一度やり直そうとしている世界。でも、そのやり直しは、果たして本当に正しいものなのか。

 黒の匣。古[いにしえ]の遺産。生まれ出ずるその日を静かに待つ卵。脈打つソレを前に、「彼女」はどんな決断を下すのか。



 ……何か、何となく感想というか記憶というかを整理していたら、明らかに厨二病臭い文章が出来上がってしまった……
 でもまあ自然と思い浮かんだ以上、コレが感想みたいなものなんだし、よしとする。

2012/04/29

イヤフォン雑感:Westone Westone4R ファーストインプレッション

 ついにやってしまった…………しかも現行のコンシューマー機でいっちゃん高ぇ奴の一つ買うとか我ながら完全に馬鹿としかorzorzorz

 ……が、いざ聞いてみたらびっくり。物凄く「普通に」良い音が鳴る。曇りも籠もりもなく、兎に角ニュートラルに「良い音」。開放型オーバーヘッド並に自然。コレは凄い。

 直近で買ったカナルと言えばIE8とER-4Bの二機だが、IE8はヘッドフォンっぽい風情はあるけどそれでも密閉型カナルらしい閉塞感というか、いやむしろ多めの低域から来る薄いヴェール感みたいのがどうしても拭えなかったし、ER-4Bは超絶クリアで曇り籠もりとは無縁もいいトコなんだけど、やっぱそれでも低音が少なくて悲しかったし、三段フランジでちょっち耳痛くなりやすいのが思わず渋い顔になりやすかった。

 しかしW4Rはどうだろう。クリアだけど低音薄くないし、低音薄くないけどクリアだ。装着は針金入りケーブルの御陰でちょっとポジション探すのに手間掛かるが、定まってしまえばとても快適。Shure掛け前提だからタッチノイズなんて気にしなくて良いし、ケーブルは程々に柔らかくて取り回しがし易い。

 総じて、欠点らしい欠点を探すのがとても難しい。つーか、真逆カナルのこんなちっさい筐体から此処迄ニュートラルな音が出るとか全く予測していなかった。K701やHD595ばりにナチュラル。なんてこったい…

 現在、テクニカのファインフィットMサイズがステムにぴったり嵌ってくれたのでそれを使用中。しかし某巨大掲示板のWestoneスレ見たら「弾丸(Shureのソフトフォームイヤパッドのこと)良いよ!」と言う声が散見されたので、今度ガッコの帰りに駅裏の量販店行って買ってくるつもり。ついでにコンプライも買ってしまいたいが、はてさて。

 それにしても、イヤフォンも三万オーバー出すと此程良い音鳴らすんだなあ。初めて買った高級音響機器が595だったからどうしてもナチュラルテイストな音が一番好みなんだが、W4Rはそれで言えばもうドンピシャもいいトコ。何この超自然派サウンド、堪らねえ…



追記[120501]:

 コンプライ(Tx-100のMサイズ)を買ってきたので早速試してみたが、予想外に効果が大きくてかなりビックリした。

 先ずファインフィットでは割と刺さるときは刺さった高音がかなり落ち着いて、随分耳に優しくなった。但しその分ハイエンドの方まで音が伸びていた感覚が無くなって、全体的にIE8の様なピラミッドバランスへシフトした印象。中域~低域の主張が激しくなったとも言える。悪く言えば僅かに曇ってしまった感じで、ファインフィット使用時のような明瞭感を好むなら余りお薦めは出来ない。

 しかし個人的には十分アリ。低域が増えた御陰で臨場感というか空気感が中々良い塩梅だし、何よりフィット感が非常に良い。しっかりフォームが膨らんだ後だと全くズレる様子が無い。多少圧迫感があるが、個人的にはむしろぐらつく方がストレス感余程デカいので全然オッケー。

 ただ女性ボーカルの澄んだ響きを重視して聞きたいならやはりファインフィットの方が良い。コンプライの音はかなり丸っこい、所謂ウォームとか言われそうな風情だからだ。しっとりまったりした雰囲気が強いので、どちらかと言えば低域を重視する人、それも丸っこい耳に刺さらない落ち着いた音を好む人向け。

 いやはや、イヤピは確かに変わる時は音変わるけど、よもや此処迄「激変」するとは……
 こうなるといよいよもって弾丸が気になってくるが、…………ウチの近所の量販店は弾丸全滅だったのよなあ……(涙

2012/03/14

PCのメンテナンスに関する雑記

 2chのデフラグとかレジストリ最適化とかファイルクリーナーのスレとか見てたら色々書いてあって、しかし一通り読んでみたら、やはりこのテのツールは幾つか併用するのが一番良さそうだな、と思った次第。

 例えば自分の場合、
▽ファイルクリーナー:CCleaner・GlaryUtilities・WiseDiskCleaner
▽レジストリクリーナー:CCleaner・GlaryUtilities・EusingFreeRegistryCleaner
▽レジストリ最適化:EusingFreeRegistryDefrag
▽ディスク最適化:Defraggler・AuslogicsDiskDefrag・MyDefrag・UltimateDefrag
 とまあこんな感じ。付け加えると極力ポータブル版で凌いでる。

 こういったメンテナンス系ツールの中ではレジストリクリーナーやレジストリ・ディスク最適化のツールが一番選定に手間が掛かる気がするが、その辺は2chで定評がありそうなのをチョイスしときゃまあ問題は無いだろう。個人的にはEusingFreeRegistryCleanerとか相当引っ掛かってくれるのでオススメ。無論闇雲に全部消して良いわけではないのだが。

 デフラグは市販品でDiskeeperやPerfectDiskといった高機能ソフトがあるが、「デフラグは手動で定期的にやるから自動化しなくても良い」という場合はむしろフリーソフトで十分な気がする。自分は速さでAuslogics、手軽さと多機能性でDefraggler、MyDefragとUltimateDefragはファイル配置の最適化も含めた本格的デフラグの時に使用、って具合かね。

 因みにこれらのツールの中で最も使用回数が多いのはCCleaner。ポチッとやるだけで簡単に不要ファイルとか検出出来るのでとかく手軽。不具合出たという声も少ないし、一番安全ではなかろうか。ド定番。

 しかし、自分このテのツールを色々使ってPCの速さが劇的に向上した経験が殆ど無いんだよなあ。元々マシンのスペックが良いからなのか、一体何故だろう…

2012/02/13

J3のUCI弄りで試行錯誤中

 昨年に入手したJ3のUCIを色々弄り回してみた。
 んで、現在こうなってる。

▽mainmenu1…Paper
(widget…Lynx)
▽mainmenu2…デフォルト
▽mainmenu3…Metro
(Vokhan…H2O)
▽Music…Sence
▽Movie…KlausVideoUI MOD
▽Picture…Vision
▽Browser…Klaus Browser MOD

 ……我ながら何だか無茶苦茶だが、取り敢えずこれで暫くは落ち着きそう。


追記[120215]:

 ……と思ってたのだが、やっぱちょっと待てと言うことで再び変更。
 wikiの安定動作例を参考に色々捏ねくり回してみた。

▽mainmenu1…Paper
(widget…(Claw's WallPaper UIより拝借))
▽mainmenu2…デフォルト
▽mainmenu3…Lynx
▽Music…Sence
▽Movie…KlausVideoUI MOD
▽Picture…Picture Viewer - Klaus Edition
▽Browser…Klaus Browser MOD
▽Text…Text Viewer - Klaus Edition

 今度こそ暫くはこれで落ち着く、はず。

2012/01/15

イヤフォン雑感:SENNHEISER IE8 其の弐

 某価格サイトよろしく、項目毎に感想書いてみたり。
 毎度の如くHP-A3を使用。

追記[12/01/18]:若干修正&書き足しました。

▽デザイン…4点
 如何にもゼンハイザーらしい飾りっ気の無い見た目。でも個人的には好き。ケーブル分岐やプラグがクリア素材なのが地味にツボ。

▽高域~中域…5点
 厳密には4.5点だが、四捨五入で5点。流石にHD595程伸びはしないが、それでも十二分に綺麗な鳴り方。刺さらず良く響き、かといって過度に丸まってもいない。低域が結構量あるのに埋もれず聞こえる辺りは素直に凄いと思う。

▽中域~低域…5点
 流石ダイナミック型、流石ゼンハイザーと感心してしまう部分。適度に太く、適度にタイトな聞いてて自然に感じる音。空気感があってとても良い。オーバーヘッドに比べて多少籠もりがあるのは御愛敬。

▽装着感…5点
 正しくは4.5点。ステムが短いので耳穴に深く挿せず、安定性が少々悪い。しかし軽く押さえて嵌め込むだけで装着完了するのはとてもラク。

▽音漏れ防止…5点
 イヤーピース塞いだら殆ど漏れなくなったのでこの点数。余程の爆音でもない限り先ず大丈夫だろう。

▽遮音性…無評価
 外へ持ち出してないので何とも言えない。が、其程悪くないと思う。

▽携帯性…4点
 付属ケースは造りが良い代わりに少々デカいのが難点。またフック(ループ?)を使うとこれまた嵩張るのが如何ともし難い。尤も、イヤフォンそのものはフック使わずにテキトーな小袋へ叩き込む分には十分小さいが。

▽その他
 インピーダンス低めで感度が凄い(125dB!)ので大変音量を取りやすい。他のイヤホンから差し替えた時は音量に注意しないと爆音になりやすいので注意。

 続いて他機種との比較など。

▽対ER-4B(イヤピ:トリプルフランジ大(グレーのヤツ))
 音量をかなり上げないと低音に量感が出てこないのはまあ仕方ないだろう。鮮明さは当然ながら4Bの方が遥かに勝る。イコライザで4S風味にしてやるとかなり低音が主張してきて、この状態なら小音量でも十二分にIE8とタメを張れる。大音量なら4Bのままでもそれなりに勝負出来る。クッキリシャッキリ明瞭クリアでタイトな音。代わりに空気感のような要素はIE8の方がずっと優秀。

▽対HiDefJax(イヤピ:Lサイズ)
 同じダイナミックカナルだが、HiDefJaxの方がシャリ付いて刺さる。が、フルメタル筐体&半開放型の恩恵か、音抜けや透明感、澄んだ響きなんかで勝る。低音もHiDefJaxの方がも一つクリア感強し。但しIE8は重厚でパワーを感じられる質。どっちが良いとは一概に言い難い。

▽対Image X5(イヤピ:シングルフランジMサイズ)
 X10やX5はダイナミックに近い音を鳴らすと言われるが、実際ホントにその通りで驚いた。割と近い。が、高域の出方はIE8の方がもっと刺激的っつーか鮮やかだし、低域もIE8の方が重厚で力強い。X5は全体的に角が丸くて穏やかな印象。まあIE8聞いた後だとコレはコレでアリだと思えるけど。IE8では聞き疲れるというならX5でもいいかもしれない。

▽対UE700r(イヤピ:Mサイズ)
 高音がなんつーか不思議。サラサラしている。刺さるけどHiDefJaxとはまた違うとこにピークっつーか刺さるポイントがある感じ。低音は薄め。繰り返しになるが全体的にサラサラした音。豊かな低音から来る重厚感が味わえるIE8とはある意味対極。つまるところあっさり風味。ぶっちゃけ若干物足りない感じ。

▽対UE500(400r)(イヤピ:Mサイズ)
 今回比較した中で一番の低音大王。すんげぇドスドス鳴る。高域はUE700rから刺さりを抜いたような感じ。低音がしっかり鳴る点はIE8と共通しているのだが、UE500はその代わりに中域~高域がちょっと聞き辛いのが微妙なところ。イコライザで低音下げてやればそれなりに聞き易くなると思われる。そのままではちょっと低音がキツい。

▽対HD595
 やはり開放型は音抜けが抜群。密閉型カナル故に低音はIE8の方が重く力強いが、595はそれを補って余りある抜けの良さを誇る。どっちがフラットかと問われれば間違いなく595の方がフラット。但しノリ良く楽しむならIE8の方が力強くて良い。595はあくまでも自然でナチュラルな風情。……しかし何だかんだ言って、同メーカーだけあって低域の出し方とかやっぱよく似てるんだよなあ。

▽対HD25 Originals(HD25-1)
 流石に595よりも低音は強いが、しかしそれでも未だも一つIE8の方が重い感じ。但し高域が軽快で多少刺さる程度にエッジが立ってるのが違う。音の歯切れの良さは25-1の方が上。低域の出し方は595同様やっぱ似てる。だが密閉型の割に抜けが良いと言うか、籠もりが殆ど無いのに改めてビックリさせられた。

 取り敢えず、今さっさと聞き比べられるのと軽く比較してみた。パッと聞きで比べてるのでぶっちゃけ参考にはしないで欲しい。
 上記七機種の内、IE8と肩並べられる音質なのは4B、HiDefJax、595、25-1の四機種だろうか。惜しいのはX5。UE700rは低音が薄く、UE500は低音が強すぎでちょっと微妙。

 まとめると、IE8はかなり濃い目の音。特に低域。決してボワボワしているわけではないのだが、太く濃い、重みのある低音を鳴らしてくれる。それでいて中域~高域も鮮やかで、籠もり曇りを殆ど感じさせないバランス。実は意外なことに高域は595よりエッジ立ってたりする。
 低域から来る力強さと、低域に埋もれることなく綺麗に響く中域~高域が聞いててとても心地良い、方々のレビューにもあるような「聞いてて楽しい音」。モニター的な原音忠実性よりも「音楽を楽しんで聞く」ことにフォーカスを当てたイヤフォンだろう。ある意味、音楽性の再現という点では原音に忠実かもしれない。

 最安値でも二万オーバーするだけの価値は確実にある。第一この小さな筐体で此程ちゃんとゼンハイザーテイスト出してくれるんだからホントに凄い。マジ気に入った。今回はキャッシュバックのおかげで実質二万切ってるし、衝動買いしちゃってホント正解だった。後悔微塵もなし。無いともさ!(ぉ

2012/01/13

イヤフォン雑感:SENNHEISER IE8 ファーストインプレッション

 あああああまたやってしまったよ衝動買いorz
 まあキャッシュバックキャンペーンの御蔭で実質二万未満で買えたから良いけど…

 ってなワケで早速ファーストインプレッション。HP-A3で聞いてみた。
 イヤーピースはシングルフランジのM(最初から付いてるヤツ)。

・低音寄りとかBAに比べると解像度低いとか言われてるが其程でもない
・というかむしろ非常にクリアで抜けが良い
・流石にER-4Bほど高解像度ではないが、低音がしっかり出てるのと取り回しのし易さを考えるとこっちの方が汎用性は高い
・遮音性は兎も角、音漏れ防止と装着感はとても良い
・デザインは流石ゼンハイザーと言うべきかすっげえちゃっちい地味
・同じメーカーだと言うことを差し引いても、オーバーヘッドであるHD595やHD25-1との違和感が少ないのはかなり凄い
・イヤフォンサイズでHD595やHD25-1ばりにしっかりゼンハイザーテイストを出してくれてるなら二万弱は安いかも
・ぶっちゃけX5やUE700rより遥かに優秀

 いやあベタ褒めだな自分。
 でもIE8の御蔭でよ~く分かった。自分はホンットにゼンハイザーの音と相性が良いらしい。抜群レベル。

2012/01/02

ADV雑感:遥かに仰ぎ、麗しの

 06年11月に発売され、美少女ゲームアワード(現:萌えゲーアワード)2007でトップに輝いたPULLTOPの作品。
 ずーっと前にニコニコでプレイ動画(無論今は削除されてます)をチラ見して以来ずーっと気になり続けていたのを、よーやくプレイしてみた罠。但し評判の良い本校系のみだがねー。

 てなわけで、以下感想文。
 ただしちょっと興奮&支離滅裂気味なのは御勘弁下さい。だって面白かったんだよホントのホントに…