2011/11/22

ライトノベル雑感:ハイスクールD×D

 今度アニメ化すると聞き、ちょっと興味が出てしまった次第。
 おっぱいとかおっぱいとかおっぱいとか言われてる(何)ので、ついついそのテのエロコメかと思ったのだが、

 ――まあぶっちゃけると、ハマりました。かなり。すっごく。

 実際読んでみるとエロコメ成分多めの熱血バトルものといった風情なのだが、個人的に主人公がツボ。どうしようもない程スケベでエロ魔神というかおっぱい星人でおバカ極まりないのだが、しかし一本筋が通ってるというか非常にイイヤツで、めっちゃ熱血。一巻終盤の下りは正直燃えた。そしてアレで自分は堕ちた。――嗚呼、コレは久々に熱中出来るタイトルが来た、と。
 だが未だ甘かった。二巻でトコトン完璧ハマりきった。終盤がもう完璧燃えゲー。女の為に片腕生け贄にして格上の相手をテンセカンドキルとか何その熱血展開。バカでスケベでエロいけどホントに主人公が漢らしい。そして三巻からリアス部長がデレ期突入して悶絶展開のオンパレードでもう色々と堪りません。絵師やってるみやまさんがエロゲのイラストレーターでもある(130cm「彼女たちの流儀」など)ので挿絵とか割と際どくて思わずにまにましてみたり。加えて筆者がガンダム好きらしくて時々その手のネタがひょこひょこ出てきたり、同じ富士見ファンタジアの作品(某憂鬱とか)が微妙に顔を覗かせたり、兎に角色々と自分のストライクゾーンを的確にぶち抜いてくれやがりましたよええもう。

 いやはや、やはりラノベは読んでみないと分からんもんですなあ。つーか久々に新しいタイトルに手を出してみたが、結果的に大満足で大当たりだったので良かったわあ。
 しかし真逆此処迄自分の好みを的確にぶち抜いてくれる作品が既に十巻も出ていたとか……くそう、勿体ないことをしていたぜっ。もうこれは全巻読み切るっきゃないな!

2011/11/16

色々試聴してみたり

 久々に某家電量販店へ試聴しに行ってみると、何だか随分と試聴機のレパートリーが増えていた。まさかER-4PにX10、Z1000にHD598を出すとは……でも598はせめて変換プラグ挿そうぜ頼むからorz
 で、ちょこちょこ試聴などしてきた次第。J3を使用。

・X10
 X5との比較になるが、低音が更にブーストされてるような気がした。……おかしいな、以前別の店で聞いた時は凄くフラットっぽい音を鳴らしていたハズなんだが……
 装着感はX10の方が上。X5よりもっと小さいのが利いてる。でも低音が凄すぎるかなあ。

・AH-D2000
 HD595の密閉版……というのは流石に違うかもしれないが、しかし結構鮮やかだけど耳に優しい音の調子は多少似てると思う。595より確実に重いはずなのだが、不思議なことに装着感は悪くない。むしろ快適。でも側圧弱い。
 深夜にエロゲやりたい時は丁度良いやもしれぬ。(何

・Z1000
 つい先日595を引っ張り出す代わりに箱に仕舞った701を思い出してしまった。フラットさというか低音のバランスというか、その辺が若干似ているようなそーでもないよーな。でもサ行は701と違ってキツめ。
 しかし、メーカー希望小売価格の割に造りがちゃっちいと言うか……ぶっちゃけ質感はAH-D2000の方が好き。音は密閉型モニターらしい感じ。でもSRH440と比べるとちょっちこってりしてる気がする。特に低域が。

・FXT90
 某サイトの口コミで散々荒れまくってたのがちょっと気になったので。実際聞いてみると別に変な感じはしなかった。ただ高域にちょっとクセというか、少し荒削りというか、そんな印象を持ってみたり。低域はフツーに出る。
 感心したのが耳への収まりの良さ。すぽっと嵌ってしまった。……いっそ外使い用に一本買ってみようかなあ。

・CKM99/77
 以前はCKM99を低音過多とか言ってた気がするが、改めて聞いてみるとそーでもなかった。割とフツー。ちゃんと高域出てるし、悪くない。因みにFXT90のよりも高域は滑らかな気がする。低域の差は覚えてない。(ぇ
 CKM77は低域が弱くなるがその分中高域はよく響く。すっきり聞くならこっちだろう。でも厚みや迫力で選びたいならやめとくべし。

 以上、とてもアテにならない試聴結果でした。

2011/11/14

雑記

 本日初めてX5とUE700rを外に持ち出して使ってみたが、……成程、基本的に静かで無音の自室と、ノイズたっぷりな室外とでは使用感が全然違うんだねえ。
 自室で聞いてた時に比べると、X5もUE700rもごくフツーというかマトモというか、特に違和感無く聞こえた。少々濃いめに音を聞きたい時はX5、UE700rは逆に明るくさっぱり聞く時に丁度良い。

 しかし、音質だけ考えてしまうと何だかんだ言ってイヤフォンはヘッドフォンにはコスパの点で圧倒的に劣るのよなあ。一万以上してるX5・HiDefJax・UE700rなんかと比べても、現在6k弱で買えてしまうSRH440の方がもっと鳴らし方に余裕を感じられるし。まあイヤフォンとヘッドフォンとでは振動板のサイズにどうしようもない程の差があるので、しゃあないけどね。
 尤も、その代わりイヤフォンは軽量コンパクトで持ち運びしやすく、最近流行りのカナル型は音漏れしにくく遮音性も高いと、外で使う分にはヘッドフォンよりもずーっと便利なのだが。HD25とかポータブルで使う人もいるようだが、自分はコレを外に持ち出そうとか絶対無理。だってめがっさ嵩張るし。
 だが音質面で同クオリティのイヤフォンとヘッドフォンの価格比を考えた場合、1:2くらいはありそうだよなあ。いや下手すりゃそれ以上か? ……やっぱ室内で聞くことの方を重視しているのなら、大人しくオーバーヘッドに投資する方が良さそうだねえ……

 さて4Bのお話。

 暇さえあればA3に繋いでライブラリをランダム再生させてるが、多少高域のカドが収まった以外はコレと言って変化無さそう。低域は相変わらずというか非常にさっぱりしたまま。……シングルBAに量感モリモリな低音を期待する方が間違いだよね、うん。
 つーかこの機種、低音そのものは全く出てないわけではないのよな。ちゃんとベースとかコントラバスとか聞こえるし。……ただオーバーヘッド(もといD型)と比較するとやっぱ厚みが足らないワケで。空気感というか、その辺に少々難あり。
 まあ耳の奥、鼓膜の辺りまでぶっ挿して音聞くようなイヤフォンなので、多分ホントに「音」を聞かせるイヤフォンなんだろうな此奴は。……いや、むしろ鼓膜に音を届けると言った方が良いかね? なんつーか、外耳道を介さず鼓膜に直接振動を与えて音を聞かせるというか、そんな感じ。だから逆に空気感には乏しいというか、空気を介することによって生じるであろう量感は薄くなってしまう、と。

 でもぶっちゃけた話、嵌めて数分(一、二曲)も聞きっぱなしにしてると次第に耳が慣れてしまって、なーんも違和感感じなくなるんだけどねー。コレは4Bに限らず他のどのイヤフォンヘッドフォンでも共通。
 ただ、4Bはそもさん嵌めた初っ端に於ける違和感がそう大きくないのよなあ。X5やUE700rの場合は4Bよりもうちょい耳が慣れるまで時間掛かる。具体的に言うと1.5~2倍くらいか。
 多分4B……もといER-4シリーズの凄いところは此処なのだろうな。発売から何年も経つ上に、僅か一機しかドライバ積んでないのにそれでも世界最高レベルと誉れ高いその所以は、補聴器メーカーならではの「違和感の小さい音」にこそあるのではなかろうか。……あくまでも個人的な所感に過ぎんけど。

 ところで現在フロントウイングの「グリザイアの果実」をプレイ中。
 某批評空間で珍しく84点も付いてたので、ちょっと興味出た次第。

 しかしこの作品、共通ルートがめちゃくちゃ長い気がするのは自分だけだろうか?
 チャプター一つ一つセーブしてったら共通だけでスロットコンプしそうで正直途方に暮れそうなのですが如何に。カミカゼや恋空はもうちょい共通抜けるの早かった気がするのだがなあ…
 ま、取り敢えず気長にカチカチやってみますがね。FD出る予定だというなら、それなりに楽しめるはずだし。

2011/11/12

音響ぐるぐるスパイラル

 もうイヤフォンなんてコスパ悪いから買わへんとか思っていたはずなのに、気が付けばX5・HiDefJax・BX300・UE700r・UE500・ER-4Bと、何と六機も買ってしまっているという異常事態。
 全くもって、スパイラルとは恐ろしいものである。どうしてこうなった…

 さて、先日購入したJ3はイコライザ設定がめちゃくちゃ細かく出来るという特徴があり、最近はそれを利用してイヤホンの音を弄り回していたりする。
 「BBE+」内の「MP Enhance」をオン固定で、自分が現在デファクトスタンダードとしているK701の音に、どうやったら近付けられるか、って感じですな。

 例えば先日買った4Bは、5kHz以上を段階的に5dB下げると4Sとほぼ同じ様な音になる(と思われる)が、その上で低域を少々持ち上げてやると、ダイナミックっぽい感じにすることが出来る。またX5は4Bとは逆に5kHz以上を段階的に5dB程上げてやって、中低域~低域を若干落としてやると、曇りが晴れてバランスが良くなる。
 つまりK701を基準として考えた場合、4Bは少々低域が弱く高域が強いと言う高域寄りのバランス、X5は逆に低域~中低域がブーストされた低域寄りのバランスと考えられる。同様にUE700rは若干低域弱めで高域が強めのフラット、HiDefJaxは高域と低域が強めの弱ドンシャリと思われる。要するにイコライザ設定から特性を逆に読み取ってしまうのですな。
 しっかし、そう考えると何奴も此奴もフラットじゃなくてちょっち萎えるなあ……それとも、オーバーヘッド基準で考え過ぎて辛口になりすぎてるのかしらん。うぅむ…

 そういや、禅がキャッシュバックキャンペーンなんてやってくれるそうな。正規輸入品に限るが、IE8やHD650買うと5k戻ってくるのだと。へぇー。
 …………買うか、IE8。(待て

 個人的に、WestoneのW4とかちょい気になるのよな。低域にドライバ二つ載っけて、中域・高域に一個ずつ載っけて、合計四ドライバで三ウェイとか、最早何処のカスタムIEMかという話で。実際問題、確か須山補聴器のFitEar334(←100kオーバーの純国産超ハイエンドカスタムIEM)と同じ構成だったハズだし。
 4Bの音は確かに高域寄りなんだけど、その分凄まじくクリアで、にもかかわらず滑らかで耳に対する刺激が驚く程少ないという不思議な特性を持っている。遮音性と音漏れの無さはガチでダントツだし、その御蔭でエロゲ音声聞く際は非常に重宝している。
 で、だ。そんなEtyサウンドが補聴器メーカーならではの賜物だというのならば、Etyと同じく補聴器作ってるWestoneのイヤホンも、やはり耳に優しい音なのではないかと思うわけで。まあ詰まるところ興味津々だったり。
 ……尤も、値が高すぎて当分手に入れるのは不可能に近いわけだが。(;´Д`)=3

 正直、オーバーヘッドは元フラッグシップにして万能機のK701、装着感抜群でまったり楽しめるHD595、密閉度が高く満遍なく鳴らすSRH440、ガンガン気合い入れて聞くのに最適なHD25-1、と四機も揃ってるので、これ以上買う必要性が余り無いというか。つーか嵩張りすぎるからもう無理です場所的に。
 や、米屋の三兄弟とか興味津々だけどね?でも流石にそろそろ置き場が無いワケで。……ああでも音屋で今DT770のE/32が二万切ってたっけなあ。やっぱ欲しいかなあ。(←莫迦

 個人的に、「オーバーヘッドはオーディオメーカー、カナルは補聴器メーカーやカスタム扱ってるトコ」が一番投資のし甲斐があると思っている。
 前者は兎も角、後者は何故?と思うかもしれないが、やはり餅は餅屋。外耳道に突っ込んで使う様なシロモノはその道の専門家に任すのが一番良いだろうと思うのですよ。

 さあて、何はともあれ次の投資の為に今はコツコツ貯蓄せねばなあ。

2011/10/30

イヤフォン雑感:Etymotic Research ER-4B ファーストインプレッション

 前々からER-4そのものはかなり気になっていたのだが、X5やHiDefJax、UE700rといった10kオーバーのカナルで正直なところ多少肩透かしを食らい気味だったこともあり、手が出せずにいた。
 が、4Bの「バイノーラルに特化」「4Sに比べ数が出ていない」「人によっては4Sより良い」という謳い文句やらコレクター心を刺激するマイナーさやら評判やらに乗っかる形で、今回衝動的に購入を決意。…………先々月HD25originals買ったばかりなのに何やってんだ自分よ……(溜息

 さて、音出し一発目の感想だが…………一聴して驚いたのはその凄まじいクリアさ。某所のレビュー宜しく「屋根の無いアラスカ観測所で聞いているよう」な鮮明さで、暫く密閉型カナルとは到底思えなかった程。
 ただ、ネットでレビューを漁った際に見た「オーバーブライト」という表現も良く分かる。鮮烈さすら感じる中高域に比して、中低域の量感がやはりというか薄い。低域の量感がしっかり出て来るレベルまで音量を上げると、高域がかなり耳を突くようになってしまう。
 そこでふと思い立って、4Sに似せるようにイコライザで高域を調整してやったところ、ブライトさが抜けて中低域が主張する、率直に言えば大変耳に優しく聞きやすい音に激変。具体的には5kHz以上を1~5dB程落としたのだが、真逆それだけで此程変化するとは想像していなかった。自分がリファレンスとしているK701やHD595との違和感が殆ど無いとかどんだけ…
 しかし高域が耳につきにくくなった代償として、さながらクリスタルじみたとんでもなく鮮烈な音は失われる。まあ仮想4Sの音も十二分にクリアで流石高級カナルと感心させられるレベルの代物ではあるのだが、……ううむ、中々難しい。我が愛すべき701や595の鳴らし方に近いのは確実に仮想4Sだと思うが、されどこの恐ろしい程鮮明な音も捨て難く、悩ましい限りである。
 現在、高域を落とす代わりに5kHz以下を1~5dB上げた別パターンの仮想4S設定でブレークイン中。低域の量感と高域の鮮烈さが程良く緩和されることを狙ってゴリゴリと。

 ところで同じ密閉型カナルであるX5やHiDefJax、UE700rやUE500との比較だが、……正直勝負にならないと言って良い。4B&仮想4Sの方が耳に届く音が遥かに「自然」で、こっちを聞いた後でX5を聞くと中域(特に中低域)がかなりモコモコして聞こえ、UE700rに変えると音がザラザラするように聞こえてしまう。
 まあその辺はやはり、補聴器メーカーであるエティモの方が外耳道を通り抜ける音に関しては専門家ということなのだろう。伊達に長年医療機器作ってない、ってとこか。……そう考えると、同じくイヤホンメーカーでありながら補聴器メーカーでもあるWestoneの音が俄然気になって――――って自分これ以上散財する気かいなアホちゃうかもう……orz

 ……こうなりゃX5もHiDefJaxもUE700rも売っぱらって4S買い足そうかないっそ……(ォィ

2011/10/16

DAP雑感:COWON J3

 先日、学校から帰宅後にT401Sの液晶がパッキリ割れてしまっているのに気付く。一応、控えとしてmini改が有るので暫くはそれで我慢していたのだが、やはりちゃんとしたプレーヤーが欲しくなり、J3を購入した次第。
 尤も、最初はどのプレーヤーを買うかかなり迷いまくったのだが。ポタアンで音質向上を狙えるiPodか、素の音に定評のあるWalkmanか、それともコスト最優先でiriverなんかにするか、はたまた音質だけ突き詰めてT51とかS:Floとかに突っ込んでみようかとか。まあ今回は結局、連続再生時間とファイル管理の簡便さ(D&D)でJ3をチョイスしたのだが。

 取り敢えず簡単に感想を箇条書いてみると、
・かなりコンパクト、っつーか薄っぺらいし軽い
・見た目はとてもシンプル
・タッチパネル感度は中々のモノ
・音質については未だよく分からん
・ホワイトノイズはほぼ無い
・何故かm3uプレイリストがバグって上手く読み込めない
・イコライザは確かにかなり細かく、正直デフォのプリセットから選ぶだけでも十分かも

 現状、fb2kで出力したプレイリストがバグりまくって全く読み込めないのが唯一の不満か。それ以外はコレと言って目立った欠点はない。強いて言うなら使う前に先ず付属CD-ROMのpdfマニュアルを読まないとアイコンの意味が分かり辛いことくらい。

 音質についてはまた後日。


追記[111018]:
 プレイリストだが、どうも曲数と文字数に上限がある模様。曲数はプレイリスト一つにつき400曲まで、文字数は24000文字くらいまでがリミットらしい。
 試しにバグってたプレイリストを二つに叩き割ってみたらあっさり認識された。成程ね…

 また折角なのでHP-A3と聞き比べしてみたところ、MP Enhance「だけ」をオンにしたのが一番雰囲気近かった。それでもHP-A3の方が鳴らし方に余裕あるのは言うまでもないのだが。
 因みにMP Enhanceを切った素の音はちょいと曇ってるというか、薄布一枚被せたような感じであんまり良くない印象。

2011/08/25

ヘッドフォン雑感:Sennheiser HD25 Originals(HD25-1II)

 気が付けばHD25 Originalsを音屋でポチッていただと……!?
 馬鹿な、一体何が起こった!?(←あほ

 ……えー、というわけでとうとう買っちゃったHD25。はっはっはっはっは、…………どうしよ来月は来月であれやこれやとイベント控えてんのにああもう我のバカ馬鹿莫迦orz
 いやまーね、何れ買おうとは思っていましたよ? でもどうしてこのタイミングなんだ自分よ。幾ら後輩からずーっと倍プッシュされてたとはいえ流石にこれはひどいっちゅーか。とほほ…

 ……ま、悔やむのはそんくらいにしといて手早くファーストインプレッションをば。
 いつもと同様にHP-A3を使用。

・アディダスブルーが良い味出しててかなり格好良い
・それでもやはり二万前後する機種とは思えない造りではある
・意外にも装着感が普通(二時間は余裕)
・音も思ったより普通、というか地味
・が、595や701に比べて場が狭く、加えて何と言っても低音が強い
・「重い」とか「厚い」ではなく、兎に角「力のある」低音
・それ故かなり音圧が強く、とても音が「濃い」印象を受ける
・中高域、ボーカル共に低音に埋もれておらずよく聞こえる
・ただしそこまで伸びないので華やかさに欠ける(特にボーカル(中域))
・ハイとローは結構伸びて響くことを鑑みるに、バランスはドンシャリか?
・基本的には何聴いても大丈夫だが、やはり勢いのある曲が一番得意っぽい

 ロック特化型というイメージがあったが、実際に使ってみると特別苦手なジャンルはそう多くない気がする。が、本領を発揮させようと思うならばやはりロックやテクノなど疾走感のある曲を使うべきかな。それ以外だと表現が地味で、つまらないわけではないが特別面白くもなくなってしまう。
 尤も未だ全然ブレークインが済んでないので、これから音の傾向が変わっていく可能性はあるのだが。我がライブラリはロックとか少ないしなー。

 ところでこのHD25、ポータブル最強とか言われとるらしいが成程的を射ていると思う。雑音、というかノイズの多い外であってもこれだけ音圧があれば「聞きづらい」などと思うことは少ないのでは無かろうか。
 そういう意味ではインドアよりもアウトドアでこそ真価を発揮する機種と言えるかもしれんね。

2011/08/15

東京散歩

 昨年も行った東京へ、やはり昨年と同じ相棒を連れて(むしろ連れられて?)赴いたここ数日。
 ってな訳で(?)軽~く東京での日々を纏めてみる次第。

2011/08/09

雑記

 ヘッドフォンネタが尽きた為に一ヶ月以上も更新を止めてしまっていた…
 まあそれ以外にも講義が忙しかったというかぶっちゃけ今期の単位はあまり期待できなくなってしまったとか色々大変だったせいもあるってああもう我ながら段々言い訳じみて来たなコンチクショウ(涙

   †   †   †

 念願のAndroidデビュー達成。機種はGalaxy SII。新規なので月々の支払が恐ろしいことになってるが、まあ仕方ないだろう。何せ今自分が通っている学び舎では今まで使ってたWILLCOM(WS020SH)が全く通じなかったからねえ…
 それに加えて、友人から夏休み中に関東へ遊びに行こーぜと誘われてたのだが、しかしその前に先ずその連絡の取りにくい携帯(厳密にはPHSだが)をどうにかしてくれと懇願されてしまったのも大きい。まあそういう理由もあって、これはそろそろWILLCOMとの付き合いも潮時かねえと思い、機種代金の分割支払金残り四ヶ月分を纏めて払って解約、念願のS2……もといAndroidスマホを手にしたワケである。

 さてそんなこんなで初めて使うAndroidだが、……いやはや、これは何と言うか、凄いね。S2のスペックが現行機種では最強レベルなこともあるだろうが、ブラウジングとかスムーズすぎて笑える。フツーのPCと早さがそう変わらんっておいおいおい…
 ただ、Androidのウリであるカスタマイズ性は何とも言い難い。つーか、自分の場合特にアレコレ突っ込む必要が無い。ゲームなんてやらないし、ホーム画面とか拘り無いし、動画再生はそもそもわざわざ外で動画見ようなんて思ったこと無いし、音楽再生はDAP使うし、……とまあそんなこんなで、WILLCOM時代もそうだったが、結局Webブラウズと読書、後は文書編集(主に日記や備忘録と創作関係)や家計簿付けくらいにしか携帯を活用しないのよなー……

 ところで試しに普段DAPに突っ込んでいるmp3をS2に入れて、プリインストールされてるプレーヤーで再生してみたところ、初めはもう音がヒドいの何のって。UE700r使って聞いてみたんだが、こりゃ実用に耐えんなあと思ってしまった。
 が、その後たまたま見つけたAndroid版Songbirdを入れてみたらフツーの音で鳴って、あれ?と思っても一度最初のプレーヤーを使ってみると、今度は普通にマトモな音で鳴っている。……ブレークインにしては慣らし終わる迄が早すぎるし、これはつまりアレだ、Songbird突っ込んだ御蔭でD/A変換プロセスがマトモに動くようになったということなのだろうか。よくわからん…

 読書用のコミックビューアにはPerfectViewerを使用。どことなくWILLCOM時代に世話になっていたマンガミーヤCEを思い出すアプリで、単ページ送りが出来ないことなんかを除けばかなり似通った操作性。まあその単ページ送りも見開き表示のON・OFFを使えばいいだけなので、殆ど問題は無いのだが。
 しかしなまじ画面デカいせいで画像の見やすいの何のって。御蔭で小説が格段に読みやすくなった。WILLCOM03の画面サイズだと、流石に文字が小さかったからねえ。加えて綺麗さも段違いだし。

 それにしても、マーケットで落とせる無料アプリの殆どが広告入りなのは何とかならんのか……。や、一応上に挙げたPerfectViewerやSongbirdなんかは広告入ってないけど、ファイルマネージャとかメディアプレーヤー関係がホントに広告入りばっかでイヤになってしまった。
 要するに有料版買えということなのだろうが、……フリーのアプリの質的充実具合だけ言えば、むしろWILLCOM03(WindowsMobile6.x)の方がマシだったような気がしないでもない。CorePlayerやGSPlayer、GSFinderとかはフリーの割にホントよく出来たソフトだったからなー…

 ま、一旦契約した以上はしこたま使い倒しますがね。それにまだまだAndroidも駆け出し同然のシステムだからな…
 何せWindowsMobileはWinCEベース。それを踏まえるとシステムとしてはかなりの年数経ってる代物だし、フリーソフトのラインアップに差があるのも仕方ないと言うべきだろうよ。ある程度は妥協するっきゃない。

 さてはて、差し当たっては如何にして電池を長持ちさせるかが課題ですなー…

   †   †   †

 バルドスカイ、空ルートノーマルEDまでクリア達成!
 やー、長かった…

 去年の初頭に菜ノ葉ルートまではクリアしてたんだが、色々ゴタゴタして中断しっぱなしだったんだよなー。カミカゼ終わって手持ち無沙汰になって、そういやバルドほったらかしだったと思って再開し、勉学を疎かにする程熱中し(←馬鹿)、ノインツェーンを自分の組み得る最強のコンボ(MAX8000DM)でぶっ飛ばしてきた次第である。
 しかし、ニコ動見たら自分を遥かに凌ぐホットドガーがいることを思い知らされて思わずへこんだぜ……10000オーバーとかそんなバカなという話。しかもI・A・I始動とかフィッシャーストライク始動とかどういう曲芸ですか一体。特に後者。アレは絶対無理だってホント…

 ストーリーについては割愛。ただまあ、ゲーム性を重視した作品のモノとしては中々イイ線行ってる方じゃないだろうか。フルボイスなこともあって臨場感あったし。それにバトル音楽がマジ神だし。特にFate BreakerとAssult and Punishment、ノインツェーン戦でのjihadは最高だった……特にjihadがサビからスタートするのは思わず背筋がゾクリとした。鳥肌モノの演出である。
 ACTパートは文句の付けようがない出来。カスタムだけで90分なんてザラで、酷いと二時間ぐらい費やしたことも。だが苦労して組み上げたコンボを全スロットありったけ叩き込んだ時の爽快感はマジ格別。イニシャライザで繋いでとことんボコるのもお約束。ひたすらガスガスぶち込みました。ええぶち込みましたとも。(何

 さーて、残すは空ルートグッドEDと各武装の育成、未通過ルート・イベントのコンプ、そしてサバイバルか……ふふふ、まだまだやり込めそうで何よりですな。腕が鳴るぜ…
 夏休み中の暇つぶしには持って来い、ってか?(苦笑

2011/06/09

祝!足跡1,000オーバー!

 気が付けば開設から半年くらいで足跡が四桁突入していた。
 …………ホント、こんな辺境のちまこいブログが此処迄閲覧されるとは思ってなかったなあ。


<閲覧数の多い記事ランキング110609版>

1位…イヤフォン雑感:UE700r 其の弐
 UE700r、音屋で爆安だからねえ……あの音で一万一千弱ならお買い得である。

2位…ADV雑感:カミカゼ☆エクスプローラー!
 超短期間の間に凄まじい勢いで閲覧回数が伸びたので大いに吃驚したなー。とあるレビューサイトから飛んでくる方が大変多い模様。
 因みに肝心のレビュー内容だが、……………………バカップル万歳!(何

3位…USBケーブル雑感:フルテック GT2 USB+その他
 やっぱ皆興味有るのかなオーディオグレードのケーブルって。最近はPCオーディオ盛んっぽいからねえ。
 導入による音質向上は決して劇的ではなかったが、それでも細部に磨きが掛かった…………ような気がする。(ぇ

4位…イヤフォン雑感:Image X5 其の弐+ZERO AUDIO ZH-BX300
 BX300目当てで来られる方が多数。まあ安くて評判良いからねー。自分は余り高音質だとは思えなかったが。ほぼ同価格帯でならUE500やHD228の方が好き。

5位…イヤフォン雑感:Ultimate Ears UE700r
 UE700rホントに大人気。此方はファーストインプレッションですな。

6位…イヤフォン雑感:Ultimate Ears UE500+その他
 低価格帯では評判上々?なUE500。実際使ってみた感じ、コレで五千円なら中々ではないかと。低音強いのも外で使うことを考えれば妥当なバランスだし。直挿しで気軽に使うのがよろしいかと。

7位…K701 vs HD595聞き比べ
 存外にハイペースで閲覧数が伸びた記事。澪フォンだから気になる方が多いのか、それともディスコンされたから気になる方が多いのか、その辺は全く定かでないが、少なくともK701の音は確実に良いモノなので、気になる方はお早めにIYHしてしまいましょー。


 それにしてもカミカゼ雑感の閲覧回数がすげぇ。未だ一週間経ったばかりなのだが…
 因みに魔が差してK701使ってプレイしてみたら、…………リアリティのクオリティに卒倒しそうになりましたとさ。(爆

 とまあこんな感じでホントに雑文駄文だらけの下らぬ雑記帳ですが、それでも何か皆様の参考になれば有難い限り。
 今後とも我が徒然帳を宜しく御願い致します。m(_ _)m

2011/06/01

ADV雑感:カミカゼ☆エクスプローラー!

 クロシェットの作品は「かみぱに!」から「あまつみそらに!」まで一応触れていたり。
 陵辱要素一切合切無いので安心してプレイ出来るし、個人的には鉄板なブランドだったりする。

 さて、まあ要するにぶっちゃけお気に入りのメーカーから新作出たよと言われれば当然プレイしたくなるわけで。
 そんなこんなでざっくりとプレイ雑感をば。


 ※以下、念の為18歳未満は立ち入り禁止につき。

2011/05/25

イヤフォン雑感:Ultimate Ears UE500+その他

 初っ端に携帯使って書いてたのがテキストエディタのバグで根こそぎ吹っ飛んだとかまあそういうのはどうでも良いとして。(遠目

 さて、……ラフに使い回そうと思ってUE500買ったはずが思いの外良い感じで外へ持ち出す気が失せ始めている自分はバカだろうか実際。(ぇ
 どうしよ、コレ完全にスパイラルじゃんよ……orz

 音の傾向は低域強め。しかし中高域が弱いとかじゃなくて、単に「低域が強い」だけの様に感じられた。中高域は低域に余り埋もれることなくしっかり聞こえる。
 全体的にはっきりした音。中高域は輪郭が割と明確で、低域はちゃんと締まっていてボワついたりしない。その実CK6とは「低域が強い」という点で似通っていると一瞬思ったが、しかしUE500の方が音の制動が良く、クリアで明瞭な感じ。確実にこっちの方が良い音。

 で、UE500の音をそれなりに聞き込んだ後、同じメーカーと言うことで先日購入した上位機種のUE700rと比べようとしたのだが、……んんん??? 何だこの、粒子感というか、曇りとも籠もりとも言えぬ不思議な感触は? サラサラ感というか…
 ……恐らくコレ、BA型でよく言われる「音の粒立ち」ってモノだと思うのだが、何とも不可思議な感覚やなあ。巷じゃ此奴を解像度がどーたらこーたら言うのかもしれんが、しかしぶっちゃけこれ解像度って表現が当てはまる代物じゃないよーな気が。まあそもそも「解像度」って厳密には音響用語ではないんだけどね…

 えー、気を取り直してUE700rとの比較など。
 結論から言えばある意味対照的。中高域寄りのUE700rと、低域強めなUE500、ってな感じで。UE700rは思いの外低域がしっかり鳴る方だが、しかしUE500はもっとパワフル。その代わりUE500の中高域は其程目立たない。どちらも有りだと思うが、ビートをしっかり刻んでくれるのはやはりUE500の方だろう。UE700rは少し大人しめ。
 因みにX5も低域がよく鳴る方だが、UE500とは少々趣が異なる。X5は「中低域」が強めなのに対して、UE500は「低域」が強めである点が違う。X5は低域よりのかまぼこなので中域が強く、その代わり高域や低域(特にローエンド?)は少し弱い。ついでに言えば輪郭も甘めだし。

 音のことはこれくらいにしといて、次は音以外のことをば。
 先ず絡みにくいと言われていたきしめんケーブル。まあ確かに絡みにくいことは認めるが、……捩れやすい。んでソレを真っ直ぐにするのが結構手間。絡まないのとトレードオフになってしまっている気がする。一応柔らかめなので取り回しは良い方。長さは普通。プラグはL字。意外にタッチノイズが大きい。
 装着感は上々。軽いし奥までぶっ挿すわけでもないし。ただしっかり填めないと音がスカスカになる。Shure掛けは強引にやれば出来ないこともないが、基本的にコードはフツーに下ろして使うのがベター。
 遮音性はそれなり。しっかり着けた上で音を出してれば大体遮断出来る。音漏れは少しある。バスや電車なら多少音量上げても問題無いと思うが、図書館みたいな静かな場所で使うなら普段より音量を下げた方が無難。
 付属品はイヤーピース6個(シリコン5サイズ+コンプライ)とケース。可もなく不可もなく。ケースはUE700rよりもコンパクトだが、少々せせこましい。

 以上、現在の音屋価格であればそれなりに良い機種。低域が強いのを好まない人にはお勧め出来ないが、しかし騒音の多い外で使う分にはこれくらいの方が良いかもしれぬ。
 でもやっぱ個人的にはUE700rの方が好きかなー。UE500は低域が濃いのでちょい疲れてしまう。ま、偶にはこれくらい低域がしっかり鳴るのも良いモノだが。


 余談。
 早速傷付けちゃったよチクショウorz

   †   †   †

 UE700r買ったりUE500買ったりと、現在「一万円前後迄で購入出来るヘッドフォンスパイラル」に絶賛特攻中なのだが、……この価格帯気になるのが多くて困るなあ……

・hf5
・SE215
・ATH-CKM77
・K450
・MDR-V6
・MDR-7506

 それに一万オーバーのハイエンドでも、幾つか気になってるのあるし。

・HD25-1II(HD25 Originals)
・DT990PRO
・HA-MX10-B
・K601

 ……正直、金が幾らあっても足りませんorz

 まあ、しばらくは必死こいて物欲を我慢せねばならぬワケだが。
 そろそろマトモなDAPが欲しいのですよ。

 今気になってるのは先日発表されたCOWON C2。
 J3よりお値打ちだが、スペック的にはディスプレイとバッテリーの保ちがちょい悪くなっただけで、殆ど差が無いのが良い。

 一方で、もうこれ以上どうこうする必要ないかなあと思っていた上流をやっぱどうするか(何)も悩み所。HP-A3はあくまでD/Aコンバータとして利用して、何か別のアンプを用意して繋いだ方が良いかしらん、と。その場合A3のRCA出力を利用するわけだが、……ケーブルとかどうしようマジでorz
 それともよりレベルの高いアンプ付きD/AコンバータとしてCARAT-TOPAZsignatureでも買うかだが、何れにしろ三万以上の出費は確実で、……う~~~~~む。(滝汗

 いやはや、音響の道とはかくも恐ろしきものよなあ……(遠目

   †   †   †

 CK32が御釈迦に。
 嵌めてたファインフィットを外そうとしたらぱっかり真っ二つとか何だコレww

2011/05/22

雑記

 ヘッドフォンにハマってからこっち、アームレストが付いててリクライニングが出来る椅子が欲しかったのだが、昨日遂に購入した。ニトリのタンパ2というワークチェアである。
 ハイバックのメッシュタイプ、かつアームレストにリクライニングロック付きとかなり豪華で、以前ニトリで見付けて座り心地を体験してからずっと狙っていたモノだったり。

 んで実際に組み立てて座ってみると、やはり良いなあ、と。
 頭をしっかり支えてくれるので、非常に楽。

 ただコイツ、一つ弱点があるとすれば、付属のキャスターがフローリング向きじゃないということだろうか。車輪の内側縁にバリ?が残っている上、接地面がツルツルで摩擦が稼げない為か上手く転がってくれない。特に前者はフローリングがモロにゴリゴリ言いそうで洒落にならぬ。
 とりあえず応急処置的に紙ヤスリでエッジを丸め、ついでに接地面も軽く撫ぜてやったら多少マシになったが、出来れば接地面がポリウレタンか何かで出来ているキャスターを買ってきて付け替えたほうが良いかも。

   †   †   †

 DT990とDT880を試聴したのだが、アレ凄いな。HD595もSRH440もK701もどちらかと言えば聞きやすいタイプの音だったので、高音がモロに刺さるオーバーヘッドなんて初めて――――いやちょっと待て、確か以前にも試聴したことあるよな自分。一年以内の話だというのに最早感触を忘れてたのかよ……(滝汗

 聴き比べた感じ、低音も高音の刺さりもDT990の方が強いが、しかしK701に比べればDT880もかなり刺激的な感じだったなー。
 少なくとも自分のライブラリの場合、……いやどうなんだろ実際。世間的にはジャズとかそーゆーのに向いててテクノとかには向かないって聞くが、ヒーリングやアンビエントみたいなのとは相性良いのだろうか悪いのだろうか。

 でもまあぶっちゃけ、今は二万五千とか投資出来るだけのキャパシティが皆無なんだけどね……(遠目
 それでも一応、DT990PROくらいは衝動買いしちゃう可能性が無きにしも非ずだが。アレならまだ手が出せる――――いやいやいや、後輩から「是非買え、兎に角買え、てかとっと(ry」と言われてるHD25-II(もしくはHD25 Originals)の方が先、……なの、か……?(ぇ

 そうそう、同じトコに次期オーバーヘッド購入候補のK518DJもあったから着け心地試してみたが、……方々で言われている通りにバンドが短くて自分には間に合わなかったorz
 いやはや、即決とかしなくて正解だったぜ……┐(´д`;)┌ヤレヤレ

   †   †   †

 統計見てみたらUE700r関連とK701&HD595の比較が踏まれまくっていてびっくり。
 色々な方が訪れてくれるのは大変嬉しいけど、こんな全くもってアテにならん雑感というか駄文を参考にされるのもヤバイというか後ろめたいというか、少々複雑な気分。ぶっちゃけ自分の感性に自信が絶無なので。

 人物解説のページでも書きましたが、このブログはあくまで自分個人の見解をだらだらと書き連ねているだけなので、必要以上に記事の内容を参考にしたり、間に受けたりすることの無いよう御願い致します。
 何せ音響にしろサブカルにしろ、感性という要素が関わるモノは須く「自分がソレに満足出来るかどうか」が全て。自分が感じたままを自分以外の人間が同じままに感じることなど不可能な以上、自分の良い悪いという判断が他者にそのまま適応出来る道理がある筈もなく。故に、……仮に買い物をミスってもこっちの責任にはしないでね?、な~んて。(ぉ

2011/05/17

K701 vs HD595聞き比べ

 K701の音にいい加減耳が慣れてきたところで、そろそろHD595と比較し直してみようかと。
 色々聞いた結果、以下の曲(率直な話イントロから音がしっかり鳴る曲)で違いをかなり感じ取ることが出来た。

<一曲目:Kylee「Everlasting」>
 K701の方が輪郭がはっきりし、高域が明るく鮮やか。全体的にメリハリがある。
 HD595はやや低音よりで、ちょいぼやけた音になる。

<二曲目:“Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND- Disc2 RAYSTORM“より「ORIGIN -起源-」>
 まるで乱打するようなピアノの音が、K701だとこれでもかという程に鮮やか。キィンと細く伸びる高音が綺麗で、低音に締まりがあり、かなりスピード感がある。
 HD595だと輪郭が丸くなってちょっともったりした風情に。故にスピード感が落ちる。

<三曲目:Kalafina“seventh heaven”より「夏の林檎」>
 初っ端の低音がHD595だとちょっともたつく。K701は低域から高域までメリハリがある。
 特にフルート?の音で大分差があり、K701の方が次第に音が高くなっていく様子をはっきり捉えられる。

<四曲目:misono「VS」>
 K701の方が低音の鳴りが重厚で深く低く響く。HD595はあっさり風味。

<五曲目:“イースVI -ナピシュテムの匣-”より「THE RUINED CITY "KISHGAL"」>
 K701の方が輪郭が細かく高域が細く刺さる。HD595は輪郭が丸い為聞き易いが、スピード感や明瞭さ、メリハリの利いた鳴らしを望むならK701の方が確実。

<まとめ>
 K701の方が明瞭で輪郭がくっきりしており、明るくメリハリが利いている。所謂「解像度が高い」という感覚。高域は鮮やかの一言。意外なことに低音寄りと言われているHD595より低音がしっかり鳴る。タイトというか締まりがあるというか。
 一方HD595は輪郭が丸く、明るいと言うより暖かい音。聞き易いがスピード感は落ちる。思いの外低域がさっぱりしていたのには驚かされた。


 以前比較した時に比べ大分差を感じることが出来た(つかぶっちゃけ感想違い過ぎw)が、しかし曲次第では全く分からなかった時もあるので、音質の差が価格差と釣り合うかと聞かれると中々難しい。どちらも基本オールマイティーだし。
 まあ、K701の方がも一つ上手の音を鳴らすことは間違いないと思う。特にテクノやロックはK701の方が良い。HD595だと勢いが削がれてしまう印象を受けた。但しあくまでこの二機の間での話であり、そういったジャンルにもっと向いている機種が他に存在することに注意。例えばHD25-1IIとか。

 さて、後はSRH440とK701で比較をしてみなければならんな…

2011/05/15

イヤフォン雑感:UE700r 其の弐

 K701をリファレンスにUE700r・X5・HiDefJaxの比較をば。
 HP-A3を使用。

<UE700r→X5>
 輪郭が甘くなり、高域のエッジが収まって全く刺さらなくなるため非常に聴きやすくなる。また中域~低域の量がかなり増え、全体的に音の量が多くなった印象。迫力は確実にX5の方が強い。
 悪く言えば「曇る」の二文字だが、個人的には決してX5が悪いとは思わない。むしろこの聞きやすさは特筆に価する。

<X5→HiDefJax>
 先程迄の曇り感が吹っ飛び、輪郭がシャッキリして高域が金属的にシャリつくようになり、抜けが良くなって全体的に音が明るくなる。但し容赦なく刺さるので大音量でシンバルとか聞くのはやめといた方が良い。
 所謂高音寄りのドンシャリで、ボーカルは僅かに引っ込んだ感じがある。シャンシャン言わない曲を明るく楽しむなら良い。

<HiDefJax→UE700r>
 抜けが悪くなり少し暗くなるが、あくまでHiDefJaxと比較した場合の話。密閉型カナルとしては十分なレベルだろう。音が落ち着いた風情になり、フラットに近い調子に変わる。シャリシャリ言わない分穏やかだがそれでもシンバルやサ行は刺さる。
 低域は多いわけではないが量は十分あり、思ってたよりもしっかり響く。中域~高域も問題無し。曇りが無く綺麗に鳴る。高域の刺さりが気になることを除けば頗る優秀で、何でも鳴らせる感じ。穏やかなアンビエントなんかと合わせるとかなり良い。どうしてもサ行が気になる場合はボリュームを落とせばOK。遮音性が良いのでそれでもちゃんと聞ける。

<UE700r→K701>
 分かっていたことだがコレは流石に勝負にならないww高域から低域まで過不足なく鳴り、抜けは素晴らしく、聞こえ心地はナチュラルで、低域はよく響き、高域は繊細に伸びるのに全く刺さらない……と、音のレベルが桁違いだった。何鳴らしてもK701の方が優秀。改めて元フラッグシップ機のポテンシャルを思い知った。
 ……これで装着感がもうちょいどうにかなれば何も言うこと無かったのにねえ……

<UE700r雑感まとめ>
 音はいっそフラットと言ってもいいが、厳密には低域が若干弱く高域(特にハイエンド?)が少々強めなバランス。要するに高域寄り。密閉型カナル特有の閉塞感のようなものは多少あるが、それでも籠もり・曇りの類は少ない。少し耳を慣らせば全く気にならなくなるレベル。
 方々で言われているように高域は刺さる。特にシンバルやサ行。しかし、それ以外では刺さるというよりも所謂「キラキラしている」位の感覚で、自分のライブラリでは偶に目立って刺さる曲があるかないかというくらい。また音量を下げればある程度は収まる。同じく高域が刺さるHiDefJaxとの違いは、そんなにシャリつかない点。
 低域は思っていたよりもずっとよく鳴る。流石にズンズンドスドス響きまくるわけじゃないが、コレで足らんというのは余程の低音好きのみではなかろうか。自分はこれで十分。X5みたく量が多いのも好きだが。

 装着感は優秀。非常に小さく軽いので気にならない。コードはX5のものより太めで、意外にそう細くはない。柔らかめで取り回しもしやすい。遮音性も上々だが、音漏れが少しあるので静かな場所で使う際は注意。
 付属品はイヤーピース(シリコン5サイズ+コンプライ2種)に四角いケース。パッケージデザインというか箱の構成が優秀で、内箱はそのまま蓋付きの箱として使えるようになっているっぽい。ここが中々感心した。

 総じて、この品質で10.8k(※音屋価格)だったら十分過ぎると言えよう。流石にリフレッシュ前のに付いてた二万とか三万ってのは高過ぎると思うが、一万円台前半で手に入るならほぼ確実にお買い得。文句無し。
 仕様変更でL字プラグになったのと高域の刺さりを何とも思わないのならホントにオススメ。

2011/05/11

イヤフォン雑感:Ultimate Ears UE700r

 真逆二週間足らずで発送するとは……音屋、恐るべし。
 というわけで、ブレークインの「ブ」の字も済んでないような音出し一発目のライトな雑感を箇条書き仕様で。
 プレーヤーはT401S。

・無音時に結構サーノイズ(ホワイトノイズ?)が乗る
・籠もりは余り感じられず
・高域~中域が目立つが、低域もきちんと出る
・シンバルやボーカルのサ行は細めに刺さるが、其程痛くはない
・ちょっとザラついた感じ
・思ってたよりも普通(に良い音)だが、しかし音の質感が手持ちのどれとも違うので中々面白い

 ……とまあ、音質についてはこんな感じ。手持ちとの比較とか、詳しいことはまた後日。
 そしてここからはちょっと「????」と思ってしまったことを。

・音屋でのスペック表記や、某店の画像ではプラグ形状がストレートのハズなのだが、実際に届いたのはL字だった
・また某店の画像を見る限り、Y字コード分岐部の形も違う模様(届いた奴の方がデカい?)
・公式の商品画像が明らかにマイナーチェンジ前のヤツそのまま(イヤーピースの口径で一目瞭然、マイナーチェンジ後はあんな細くない)
・思ったよりもコードが細くない

 どうやらロットが変わったのか若干仕様変更があった御様子。以前のストレートプラグ仕様のヤツと今回のL字プラグ仕様のヤツで音やら何やらが違うかどうか調べてみたが、やはり分からなかった。

 と、今の段階で書けるのはこのくらいかな。
 ある程度鳴らし込んだら、X5やHiDefJaxと比較してみるつもり。


追記[11/05/14]:
 実は音屋に「仕様変更あったんか?」と問い合わせをしていたのだが、その返事が来た。率直に言えば仕様変更があったのは事実なのだそうな。プラグの強度が改善されたとか何とか。これからはL字プラグが標準なんだと。
 また、つい出来心でUE500をIYHしてしまった。(∀`*ゞ)テヘッ

 ……言い訳させて貰えるならば、やはりBX300の音質に満足出来ないということに尽きる。ハイブリッドイヤーピースのM付けて大分マシになったとは言っても、やはりもうちょっと何か足らないというか。
 「お前折角UE700rもX5もHiDefJaxもあるんだからそれ使えばいいじゃんかよw」とツッコまれそうだが、個人的には一万超えるシロモノを外に持ち出すのは気が引けて仕方ないとゆーか(←ヘタレ)。それに評判見る限り面白そうだしね、UE500の音。

 ぶっちゃけるとSE215やATH-CKM77、mc5辺りとは最後までかなり迷ったのだが、SE215は着け外し面倒そうなのとやはり価格的に却下、CKM77はどう考えてもテクニカというのが微妙(←最悪)で却下、mc5は低音が不安かつ三段キノコが宜しく無いので却下。結局当初の目標に落ち着いた。
 UE500はなんつってもフラットケーブルで断線に強そうなのと、価格的な面でラフに使いまわせそうなのが決め手だった。ホントはポリシー的に既に保有しているメーカーの製品を買うのは避けたかったのだが、UE700rの音質が相当に優秀だったので、「ならばUE500も当たりか!?」と思ってしまった罠。(爆

 しかし、……我ながらこれ、順調にスパイラルへ突入してるよねぇ……(遠目

2011/05/05

手持ちイヤフォン+αを比較してみた

 BX300のイヤーピースをとっかえひっかえして聞き比べたついでに、X5、HiDefJax、HD228についても聞き比べを行ってみた。DAPはmini改。音源は一曲で固定。低音から高音までそれなりに幅を持っているモノをチョイス。
 以下、BX300(純正イヤーピースM)をスタートとして聞き比べたメモをば。

<BX300(ファインフィットM)>
 曇りが一気に薄くなる。金属系の音がかなりクッキリハッキリ響くようになり、全体的に音調が明るくなる。
 が、その代わり低音は相当減る。というか薄くなる。

<BX300(ハイブリッドM)>
 ファインフィットより若干輪郭が甘くなるが、それでも純正より大分ハッキリしている方。音調も明るめ。
 低音はファインフィットよりは多いが、純正よりは少ない。一番バランスが良いかも。

<X5>
 BX300(純正イヤーピースM)に比べかなりクリア。但しBX300(ファインフィットM)よりは輪郭が甘めか?
 音の質がかなり高く、特に低音はボワつくことなくしっかり響いてくれる。全体的に音の量が多く、力がある感じ。

<HiDefJax>
 中域から高域にかけて金属的な響きが目立つように。悪く言えばシャリつく。しかし耳障りというわけではなく、鈴っぽいというか、明るく鮮やかな感じ。籠もりは殆ど感じられず。
 量こそ若干減るが、低音の響き方がX5とわりかし似ていたのが意外。高域強めのドンシャリ。エッジは立っているので刺さる時はホントに刺さる。

<HD228>
 先ず何と言っても高域の細く高い響きに驚いた。つーか、真逆此奴が一番「線の細い、繊細な高音」を鳴らすとは思っていなかった……余りにも意外過ぎる。しかし基本的に刺さらないので聞きやすい。
 そして中々クリア。準開放型と言えるHiDefJaxに若干劣るくらい。やはり密閉型と言ってもオンイヤーのオーバーヘッドだからだろうか。
 また低音の響き方がX5と違い、此方の方がX5よりも一段深く、より低めのところで鳴る。勢いはそう強くない。本機の後でX5を聞くと、低音がもうちょい高めのとこで鳴っているように感じる。勢いも強い。
 やはりヘッドフォンだからなのだろうが、X5と比較すると少し音を遠く感じ、またその為に迫力などの点で一歩譲る。が、籠もりの少なさや高音低音の響き方を思うと、明らかに本機の方がコスパで上回っている気がしないでもない。

 結論から言うと今回比較した中ではHD228が一番だろうか。5k前後でコレはかなり凄い。安くてもゼンハイザーしてるし。
 X5は迫力のあるかなり良い音を鳴らしてくれるが、しかし15k以上払う気は起きぬ。一万なら買い。まあ、このレベルの音を携帯出来ると思えばそれなりかもしれんが、しかしHD595が一台、或いはSRH440が二台買えると思うと、ちょっとねぇ…
 HiDefJaxは12kだったが、コレは有りだろう。意外にも鳴り方が平面的じゃないし、金属的で明るめな音が面白い。保有中のオーバーヘッド達にはない鳴らし方が新鮮。

 んでBX300だが、……う~~~~~む、やはり微妙と言わざるを得ない。
 HD228とほぼ同価格、それにもうちょい出せばSRH440が買えることを思うと、流石に微妙というか。世間一般で言われている程の高音質にはどーしても思えぬ。

 さてはて、先日頼んだUE700rは一体どんな音を聞かせてくれるのかな……?


追記[11/05/08]:
 後日、HP-A3に繋いだK701とHD228・X5・HiDefJaxを比較してみたが、K701をフラット、もとい基準として考えると、やっぱ何奴も此奴も決してフラットではないねえ。
 HD228は重低音が強いし(しかし籠もりは余り無い不思議)、X5は中域から低域がかなり量が多いし、HiDefJaxは金属的にシャリつくという点で高域寄りだし。
 尤も、だからといって此奴等の音が悪いわけじゃないのだが。むしろそれぞれに個性を感じられるので、定期的にループするのがまた面白い。

2011/04/23

イヤフォン雑感:ZH-BX300 其の弐+その他

 統計見てみるとZH-BX300の雑感を見に来られる方が結構多いようなので、改めて使い心地を軽く纏めてみようかと。

<音質>
 籠もる。当初は接続機器が悪いのか(何せT401Sであるw)とも思ったが、据え置き環境であるHP-A3に繋いでも同じような感じだったので、多分こういう音なのだろう。
 バランスは別段ドンシャリと言うわけではなく、何か特定の帯域が変に強調されている感じは見受けられない。エッジはキツさこそ無いが、立っていないというわけではない。些か暗めの音調と感じるのは籠もり感故か。
 得手不得手は余り無い感じ。ボーカルから打ち込みまでそれなりに聞ける。が、籠もっている割にエッジは立っている為か結構聞き疲れする上、音量を上げると音がヒリヒリするようになるのが最大の難点。

<デザイン>
 とてもシンプル。特別安っぽいわけでも高級感があるわけでもない。価格相応?
 ケーブルはY型で柔らかく、取り回しは良い。何気に癖がつきにくいのも好印象。

<装着感>
 普通。どちらかと言えば良い方かと思われる。
 Shure掛け(というかS字掛けか?)も可能。

<外音遮断・音漏れ防止>
 優秀。特に音漏れ防止はホントに秀逸。
 外音遮断は何か音出してれば気にならないレベル。無音は流石に無理w

<携帯性>
 指三本に巻いて付属のポーチに突っ込めばOK。全く問題無し。

 ……と、まあこんな感じか。

 総合的に言うと「音質以外は文句無し」。コレでホント、音質がもうちょい良ければ完璧なんだけどねぇ。
 尤も、Image X5やHiDefJaxの質を考慮すると、概ね価格相応と言えるかもしれんが。自分はイヤフォンよりもヘッドフォン――――K701やHD595、SRH440で耳を慣らしているので、ちょい辛口かもしれない。

 少なくとも音漏れ防止はホントに優秀なので、通勤通学時のお供には丁度良いかも。
 感度も高めなのでDAPでも音量取りやすいしね。

   †   †   †

 ところで、BX300のと同じくらいGT2 USBの雑感も見られているのには結構驚いた。
 やっぱ皆興味あるのだろうか。

 一応、あれからHP-A3とPCの接続にはGT2 USBしか使っていないが、別段問題はない(いや正直あったら困るけどw)。あんまり頻繁に抜き差しするのもどうかと思われたので、音質の比較もしていない。
 まあぶっちゃけ、音質上がっても上がらなくても良いのかもな。「此処までやってやった」という満足感や達成感が欲しいだけなのかもしれん。少なくとも悪くはなってないので、だったら別にいいかなー、みたいな心境。
 つか、ケーブルよりもアンプとかヘッドフォンをどうにかした方が確実に音は変わってくれると思うので、ケーブル交換で劇的な音質の変化を望むのはやめた方が良いかと。手を出すにしても、一番最後の方が良いんじゃなかろうか。

 さてはて、次に音響機器を購入するとしたら、それはいつ頃になるかねー。


追記[11/04/29]:
 UE700rを注文。Ultimate Earsはコレが初めてになるのかな? 尤も、次回入荷未定状態で注文したのでいつ来るかは正直分からんのだが。

追記其の弐[11/04/29]:
 ZH-BX300関連の記事を微妙に修正。それと、雑感に関しては機種別にタグを付けることにしてみた。

追記其の参[11/05/02]:
 学校帰りにテクニカのファインフィットとソニーのハイブリッドイヤーピースを購入。BX300に付けてみると、――――あら不思議、大分籠もりが取れた……ってええええええええええ!? こんなあっさり問題解決!?
 ……どうやらBX300のこの籠もり、付属イヤーピースの口径が狭いことに起因してるっぽい。何せ直径がノズルの半分くらいだからねぇ、そりゃ籠もりもするか。…………もっと早く気付けよ自分orz
 ファインフィットとハイブリッドの両方を試したが、どちらも効果有り。恐らく前者は口径がノズルと合致した為、また後者は出口までの距離がかなり短くなった為、籠もりがマシになったものと考えられる。じゃあファインフィットとハイブリッドのどちらがより効果が高いかという話だが、それはまだ不明。見た目的にはノズルを塞がないファインフィットの方が良さ気に思えるが…
 ただ、籠もりが薄くなる代わりに低音が一気に軽くなるので、この辺は一長一短かもしれない。低音薄くても良いから籠もりを逃がすか、低音を求めて籠もりを我慢するか、どっちかですな。

2011/04/13

USBケーブル雑感:フルテック GT2 USB+その他

 真逆USBケーブルで雑感書くとは思わなかった…
 使用ヘッドフォンはSRH440。モニター機なら上流の変化を捉えやすかろうと。


 結論から言うと、……………………正直、変わった。
 いや、ホントに。自分でも未だに信じがたいが。

 ぶっちゃけ、劇的と言う程大きな変化があったわけじゃない。精々ブラッシュアップされたという程度なのだが、それでも確かに変化はあった。
 特に強く感じたのは、俗に解像度や音の粒立ちと言われている感覚の向上。GT2に比べHP-A3付属ケーブルの音には曇りを感じてしまう程だった。加えて分離感も向上した他、低域が少し強く、かつ締まって鳴るようになった。

 純銀メッキのOCC導体を使っているからなのか、ノイズ対策をしっかり施しているからなのか、全く以て詳細な理由は定かでないが、少なくとも自分の耳では確かに音質の向上を感じることが出来た。そう、出来たのだが、…………う~む、やはり未だに信じ難い。
 そりゃ勿論、HP-A3はバスパワー式だから電源を安定供給するには電送効率の良いケーブル使うのが一番だろうし、ノイズ拾えばその分だけ信号に劣化が生じるのは分かる。分かるが、それでもケーブル一つで音がこうも変わるなど本当に有り得るのだろうか? だからと言って、今回の音質向上を偽薬効果の一言で片付けるのは難しいのもまた事実であり、…………う~~~~む。

 ……ま、少なくとも「PC → GT2 USB → HP-A3」という環境はそれなりのレベルに達していると思うので、これで上流の整備は事実上お終いだな。
 後はヘッドフォンのバリエーションをもっと増やしてみるか、それともいい加減オーディオスパイラルをぶった切って一眼レフやCULVノート購入の為の資金を蓄えるか、どっちかだなー。



 ところで境ホラのPV見たのだが、………………………………いや、サンライズ本気出し過ぎじゃね?

 いやさいやさ、何あの超ハイクオリティ!? 明らかに気合い入りすぎだろサンライズ!
 アニメ化って聞いてから今迄ずっと「えぇ~、アニメ化~? やめとけって絶対確実に質下がるって~」って思ってたのに、PV見たら、

「…………何だと、放送開始は半年先!? えぇい巫山戯るな待ちきれぬに決まっておろうがでも待ちますよワタクシえぇ待ちますとも待たせて頂きましょう!!!!」

 ……って感じに大分心変わっちゃったのだが、如何に?(ぉ

 つーか川上氏の境ホラアニメ化に関するつぶやきまとめが胸熱すぎてヤバいのですがww
 サンライズから「やらせてくれ」と言ってきた上に、そもそもスタッフ全員カワカミン全開で、原作準拠前提かつ原作者完全監修とか、もう辛抱堪んねぇ……!!

 後はあのPVのクオリティを放映時も維持してくれるのか、それとももっと磨いてくるのか、そこが心配だが、少なくとも原作者含めて制作陣がかなりマジな御様子なので、期待出来そうですな~。
 うーむ、早速十月が待ち遠しいねぇ……!


※TVアニメ『境界線上のホライゾン』公式サイトはこちら
 川上氏の境ホラアニメ化に関するつぶやきまとめはこちら

2011/04/07

ブラッシュアップ

 フルテックGT2 USBの1.2m(Aオス-Bオス)を購入。HP-A3用に。
 まーこれで環境周りの整備は打ち止めだな…

 さて先日まで打ち込みが得意げなヘッドフォンは何処とか言ってたわけだが、…………現在狙ってるのはAKGのK519DJ(K518LE)だったり。(何
 選択理由は音質が良い割にかなり安くてコスパが良いと言われてるので。それに低音が強めに鳴るのなら打ち込みにも良かろうと。

 しかしHeadroomでf特見る限りK81DJってそこまでドンシャリじゃなさそうに見えるが、コレは単にあのサイトの計り方がおかしいだけなんだろうか。それとも数値なんてアテにならんと言うことか。
 それと気になるのが装着感というか「デカさが自分の頭に間に合うか」と言うこと。HD595もSRH440もHD228もバンドを目一杯伸ばして装着している自分に、短い短い言われてるK519DJのバンドは間に合ってくれるのかと考えた場合、正直微妙というか。

 ま、何はともあれ先ずはGT2 USBの到着をのんびりと待ちましょうか…

2011/03/16

ライトノベル雑感:新約 とある魔術の禁書目録 第01巻

 400ページは中々の読み応えだった。というか、最後の最後でカミジョーさんがまぁた美味しいトコを持ってったなオイww

 第三次世界大戦が終結し、ようやく手にした平穏な日々に浸る浜面と一方通行[アクセラレータ]。だが、学園都市の「闇」はそう簡単に彼らを解放してはくれなかった。
 セイヴェルンの性を持つ少女。『新入生』を名乗る新たな暗部。
 追われる者と、追う者達と。
 平穏を手にしたはずの二人のヒーローは、それでも自らの信念に従って再び「闇」と対峙することを選ぶ。だがそれは、学園都市が二人を追い詰めるために仕組んだ謀[はかりごと]だった――――

 それにしても今回は浜面がパワードスーツで大活躍だった。相変わらず道具の活かし方とか気転の利きっぷりが半端無いぜ世紀末帝王。
 しかし…………時速1,000㎞突破するバイクとか、超能力者[レベル5]をも上回りかねない破壊力のパワードスーツとか、最早コレ何世紀先の技術????と思いたくなるねマジで。凄すぎて何が何だか…
 因みに滝壺がしっかり嫉妬パワー(というか怪電波?)を発揮してて何よりでした。つーかなに、巨乳だったのあの子!?なんてこった……浜面の女を見る目、マジパネェっす。(何

 今回は基本的に科学サイドのお話だったので魔術側の人間は殆ど登場しなかったが、チラリとインなんたらさんが登場はしていた。いたのだが、…………うーむ、実に痛々しい感じだったというかなんというか。ビリビリさんの方も同じよーな感じだったし。カミジョーさんはとりあえず反省しとけと。
 で、そのカミジョーさんだが最初に書いたとおり一番ラストのラストにひょっこり登場して一番美味しすぎる所を颯爽とかっぱらってしまわれたとさ。…………くそう何だこの主人公パワー!(意味不明
 だが御陰様でとうとう三人の「ヒーロー」が一堂に会することに。これはホントに次巻が待ち遠しいですな…

 ある意味、とうとう「本当に」交錯し始める「魔術」と「科学」。
 魔術サイドの代表たる当麻、科学サイドの代表たる一方通行、そしてどちらでもないただの「人間」の代表たる浜面。
 この三名が出会い、知り合い、集ったことで、果たしてどのように物語[セカイ]は拡大してゆくのか。
 「「新約」とある魔術の禁書目録」、開幕。

2011/03/13

突発的に記す保有ヘッドフォン音質メモ

<K701>
 595とかなりよく似た音。高域から低域までまんべんなく鳴らす。但し595の方が若干軽快に鳴るので、相対的に見ると701は少し曇り感がある(といっても誤差の範囲内)。裏を返せば701の方がより地に足の着いた音だと言えなくもない。
 装着感(頭頂部がキツいものの側圧は普通)に起因するかどうかは定かでないが、595よりも近いところから音が聞こえる。分離感は595とほぼ同レベルだが、K701の方が若干勝る。弦楽器やフルートを鳴らすと違いがよく分かる(701の方が鮮やか)が、それ以外では余り違いを掴みにくいかもしれない。

追記[11/05/18]:
 後日改めてHD595と比較を行い、ちょっと(むしろ大分か?)違った感想を得られたので少々訂正しました。因みにその結果はこちらからどうぞ。

<HD595>
 低音寄りという話だが基本的にはフラット。エッジがキツくなく殆ど刺さらないので非常に聞きやすく、更に装着感の妙もあり長時間の使用では最強と言える機種。耳に優しいタイプの音なので刺激が欲しい場合はオススメしないが、基本的にはオールマイティで何でも聞ける。
 音場表現が見事。耳から一歩距離を置いたところで音が鳴っている印象を受けるためか、聴き心地が非常にナチュラル。分離感も十分で、正直欠点らしい欠点が余り思いつかない機種。

<SRH440>
 僅かに高音寄りのフラット。モニター機だからだろうが、上の二機種に比べ明るくニアーな音。多少エッジは立っているがそうキツくなく、聞き疲れはしにくい。クラシックのような大編成の楽曲でなければ基本的に何でも大丈夫な優等生。僅かに感じる密閉型故の籠もり感は御愛敬。
 装着感は比較的マシな部類だが、頭頂部が痛くなりやすいのは難点。側圧も多少窮屈。その分遮音性と音漏れのしにくさは優秀。

<HD228>
 値段が値段なので上の三機種とは流石に比べものにならないが、音のまとまりは意外に良い方。低域が強めとのことだが、中域~高域も割とそつなく鳴らす。
 超軽量。着けてることを殆ど意識させないレベル。加えて音自体も聞き疲れしにくいタイプなので、イージーリスニングにもってこい。

<Image X5> ※イヤーピースはシングルフランジMサイズを使用
 若干低域寄りのかまぼこで多少曇ったような音。繊細さや明瞭さよりも音の量や厚み、密度で勝負するタイプ。エッジは全くキツくなく、音そのものによる聞き疲れは殆ど無い(装着感による疲れはある)。かなり聞きやすい機種。サ行が刺さらない上、中域が良く伸びるのでボーカルに最適。
 インピーダンスは50Ωとイヤフォンにしてはかなり大きい値だが、感度がかなり高いのでDAPでも問題なく音量が取れる。一方で遮音性や音漏れのしにくさも優秀。
 因みにブレークイン必須。開封直後は籠もりがキツい。

<HiDefJax> ※イヤーピースはMサイズを使用
 高域寄りの弱ドンシャリ。かなりエッジが立っているので刺さるときは容赦ない。440よりも更に明瞭でハキハキした音だが、意外なことに平面的な鳴り方ではない。
 バスレフが開きまくっているので音漏れは激しいが、その代わりカナル型としてはかなり抜けが良く、明瞭な音と相まってかなり爽やかな聞き心地。金属的とも言えるが、そこまで冷たい音でもない。中域の伸びは普通。ボーカルよりも打ち込みなどの方が良い。

<ZH-BX300> ※イヤーピースはMサイズを使用
 装着感や取り回しなどガジェットとしての機能はまずまず。しかし籠もり感がかなりキツく、聞き疲れしやすい。X5をより高域側へシフトさせたようなバランスで、明瞭さに乏しく暗めの音調。
 これで籠もりがなく音調が明るければナイスと胸を張って言えるのだが…

<ATH-CK6> ※イヤーピースは灰色(縦長)Mサイズを使用
 籠もりはないものの低音が強めで中域~高域が遠く、全体的に音の伸びや響きが圧倒的に足りていない。
 買った当時はiPod付属イヤフォンとの違いに驚かされたものだが、今となってはやはり微妙すぎる。


 どう見てもHD595が優遇されているような気がするが、コイツは自分が初めて買った高級ヘッドフォン故に補正がかかっているため。届いてすぐに箱を開け、ドキドキしながらPCに繋いで普段聞いているナンバーを再生させた時の驚きは今も記憶に新しい。

 前回も書いたが現在打ち込み系に合う機種を捜索中。HFI-780かMDR-7506、RH-300辺りがコスパ的に妥当かと思われるが、正直どうしたものか。いっそもっと金貯めてZ1000買っちゃうとかそういう手もあるわけだし、中々纏まらぬ。
 外使いはX5で十分として、インドア用で打ち込みが得意げな比較的汎用性の高い機種となると、やはりモニター系かゾネホンくらいしか思いつかんのだよなー。う~む…

2011/03/09

アニメ雑感:UCep3+サヨナラノツバサ

 昨日観に行ったUCep3とサヨナラノツバサの感想をば。



<機動戦士ガンダムUC ep3「ラプラスの亡霊」>

 ネェル・アーガマのハイパーメガ粒子砲によるパラオへの強襲に始まり、RX-0が大気圏へと突っ込んで行くところで終了。相変わらず良いとこで終わってくれるぜ…
 それにしても今回は戦闘シーンが盛り沢山で、NT-Dの化け物っぷりをトコトン味わえる話だった。一方で懐かしいMS達(ドラッツェ・ドライセン・ガザC・キュベレイMkII)が出てきたりして、往年のガンダムファンには思わずニヤリとした方も多いのでは。

 今回最も印象に残ったのは、何と言ってもマリーダとの精神[こころ]の触れ合いやダグザ中佐の台詞、目の前でシナンジュに中佐を殺されたことでキレたバナージの叫びだろう。
 プルトゥエルブとして生を受けたマリーダの、余りに重く悲しい過去。
 自身を連邦という巨大な組織の「歯車」と規定する中佐の、未だ若いバナージへの諭しと励ましの言葉。
 怒れるバナージに呼応するようにNT-Dを発動させ、二機のギラ・ズールを瞬殺しシナンジュに猛追するRX-0。
 そして起こった、更なる悲劇…
 二十歳にも満たない少年が受け止めるには余りに重すぎる現実が、次々にバナージへと迫る。

 明かされたマリーダの過去、「ニュータイプ・デストロイヤー」としてのRX-0の本性。
 ネェル・アーガマ、ガランシェール、連邦、袖付き、アナハイム…
 それぞれの思惑が複雑に絡み合うその先に揺らめく「ラプラスの亡霊」。
 錯綜する状況の中、可能性の獣は、少年に何を示すのか。

 相変わらず今回も安心の出来。
 前作前々作を見ている方は今すぐ劇場へ急げ!、なんつって。



<劇場版マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~>

 実を言うとアニメ版を全く見たことの無かったフロンティアだが、友人に誘われてイツワリノウタヒメを観に行っていたのでサヨナラノツバサも観ることにした次第。
 結果としては中々面白かったので、一応満足かな。

 3DCGで描かれた戦闘シーンは相変わらず凄いの一言だった。マクロスシリーズではお馴染みとされる三角関係だが、此方はある意味決着付いたんだけどまたある意味では永遠に決着が付かないというか何というか……いやまあ、ああいう終わり方も個人的にはアリだと思うが。
 ただ、事前にWikipediaでアニメ版のストーリーを垣間見ていたので、最初は展開が大分異なるのにかなり驚いたが。バジュラが随分と好待遇というか。シェリルも最終的にはあんな感じだし、アルトは――――っと、流石にここから先は自重ということで。
 しかし今考えると、副題である「サヨナラノツバサ」ってのはそういう意味だったんだなーと。まさかあのキャラがサヨナラしてしまうとは夢にも思わなかったが。

 ま、目立った作画の乱れも無かったし、結構楽しめたね。
 それにしても相変わらず歌が多い……(-_-;



 話は変わるが打ち込み系に適したヘッドフォンを模索中の巻。
 や、HiDefJaxでも悪くないんだがアレはイヤフォンなので…

 手持ちがオールマイティの優等生ばっかりなので、そろそろ穿った機種が欲しいのだよなー。一応今んとこゾネホンの780・680・580辺りなんてどうかなーと思ってるのだが、結構高いんだよねぇ……K701買ったばっかなので流石に20kオーバーはキツい。
 それかソニーのV6か7506、或いはいっそ金貯めまくってZ1000、またはテクニカでA1000XかA2000X辺りだが、ソニーは兎も角テクニカだとちょっと評価が微妙すぎるか……しかも高いし。
 後はいっそDJ用という手も考えられることは考えられるが、評価の良いモデルは中々高いのよなあ……HD25-1IIとかK181DJとかHDJ-2000とか、軒並み15kオーバーという。

 そうすると、やはりV6か7506が良さ気か……まあ前々からソニー製品は買ってみなアカンなぁとは思ってたので、丁度良いといえば丁度良いが。しかし7506ってドライバがサマリウムだとかネオジウムだとかで音違うとか何とか言われてた様な……それに7506とV6ってどう違うのか全然知らへんし。うーむ、どうしたものか…

2011/03/02

gigabeat T401SへのMP3ファイル転送に関するメモ

 先日gigabeat T401SにMP3ファイルを転送しようとしたところ、何故か突如としてアルバムアートが正常に転送されなくなり、しかもその上再生が不可能になる事態が発生。
 果たして何が原因なのかを数日間調べ回った結果、どうもID3タグのバージョンが問題だったことが分かった。

 自分は楽曲管理用としてfoobar2000とMp3tag、更にT401Sへの転送用としてMediaMonkeyの三つのソフトを使い分けている。で、一番頻繁に使用しているfb2kとMediaMonkeyとでは、扱えるタグのバージョンが異なるのだ。具体的にはfb2kがID3v2.4、MediaMonkeyがID3v2.3で、どうやらT401Sが扱えるのはID3v2.3の方だけらしい。Mp3tagは流石というか、両方扱うことが出来る(オプションで切り替え可能)。
 したがってT401Sへfb2kで編集したファイルを転送する場合、先ずは一度タグのバージョンをID3v2.4からID3v2.3へ戻してやる必要がある。方法は色々あるだろうが、自分はMp3tagで余分な拡張タグフィールドを作って適当な値を入力、その後打ち込んで消す……という方法を取っている。

 しかし、このバージョンを戻す行程で厄介な問題が発生する。文字化けだ。
 今のところ確認されたのは二つ。一つは「/」(半角スラッシュ)の文字化け。ID3v2.4でこの文字が打ち込まれていると、ID3v2.3に戻してやった時に「; 」(半角セミコロン+半角スペース)に化けてしまうのだ。これを防ぐには、事前に半角スラッシュを全角にするのが一番良いと思われる。
 但し半角スラッシュを入力してあっても文字化けが起きないフィールドも存在する。現在確認した限りではトラック、アルバム、アルバムアーティスト(%band%ではなく%album artist%の方。fb2kで用いられている)、コメント、歌詞(%unsynced lyrics%)、演奏者(%performer%)の各フィールドでは文字化けが起きておらず、逆にアーティスト、アルバムアーティスト(%band%)、作曲者(%composer%)の三つではほぼ確実に文字化けが発生する模様。
 もう一つは年の文字化けである。Mp3tagで表示させた際に、何故か年のフィールド(%year%)が二重に形成されるというもの(fb2kでは%date%フィールドが「2011; 2011」となる)で、これは地道に消していくしかない。また文字化けが起きるファイルと起きないファイルがあり、更に後述のMediaMonkeyでのタグ編集時にも発生する模様。

 で、これら文字化けを直すのにfb2kを使っていては元の木阿弥だ。しかしMp3tagでは何故か文字化けを確認することが出来ない(正常?に表示されてしまう)ので、必然的に自分の場合MediaMonkeyで編集することになる。
 しかし此奴でタグを編集すると、上で書いたように今度は年のフィールドがダブってしまう。此方はMp3tagでコンテキストメニューから拡張タグを表示させれば一応分かるので、Mp3tagで対処が可能。

 つまりfb2kで編集したID3v2.4のMP3ファイルをT401Sへ転送する場合、以下のような手順を踏むことになる。
1.ID3タグのバージョンをv2.4からv2.3へ戻す
2.MediaMonkeyでタグを修正
3.Mp3tagで年のフィールドを修正
4.MediaMonkeyで転送
 …………うん、実に面倒臭いね。これは。

 因みにT401Sはディスク番号を認識してくれないので、サントラなんかでディスクが複数ある場合は予めアルバム名にディスク番号を付けておく必要がある。要注意。
 それと、fb2kでReplaygain情報を打ち込んである場合は事前に消しておく方が無難と思われ。


追記[11/05/18]:
 fb2kでもv2.3をフツーに扱える模様。但しその場合、アルバムアーティストの項目はBandタグで管理する方が良さ気。
 またMp3tagや、fb2kのコンテキストメニューからタグのバージョン変換を行う場合、BandタグとAlbumArtistタグがダブったりする他、「 / 」(半角スペース+スラッシュ+スペース)が文字化けする。スペースで挟まず前後を詰めて半角スラッシュ打つ分には文字化けが発生しないっぽい。

2011/03/01

ヘッドフォン雑感:AKG K701

 iPod mini改のCFが突如として吹っ飛んでしまった為やむなくMicroDriveに換装し直した。
 何だっていきなりこんなことに……(;´Д`)=3

 まあそれはそれとしてタイトルについてだが。

 K701とは某アニメでとある黒髪キャラが使用していたことから一躍有名になってしまったヘッドフォンで、音楽の都ウィーンで有名なオーストリアの老舗音響メーカー、AKGの元・フラッグシップモデルである。
 某巨大匿名掲示板ではキング・オブ・無難なんて言われていたらしく、要はかなり優秀な機種だったのだが残念ながらディスコン(生産停止)になってしまい、今では最早流通在庫を残すのみになってしまった。

 …………んで、その「流通在庫を残すのみ」という文句に元々K601狙いだった気持ちをポッキリ折られてしまい、気が付けばIYHしてしまっていたという罠。(何

 ってなわけで、HP-A3を用いてのK701使用雑感をば。
 ブレークインは二十時間オーバー。


 結論から言ってしまうと、…………ネットでよく見る「極端に言えばゼンハイザーっぽい」という評価は間違いなく正しい。
 というのも、自分のヘボ耳では保有している595と701との違いが、試聴をかなり繰り返さないと掴めなかったからであるorz

 一応分かったのは、595の方が若干軽快かつ明るめな鳴りで、701の方が少し柔らかく艶が乗っている鳴り方をするということくらい。
 解像度とか分解能とか音場に関しては正直違いが分かりませんでしたすみませんすみませんorz

 ただ一つ言えるのは、弦楽器やフルートの音色はK701の方が綺麗に響いて伸びてくれることだろうか。
 試しに家族に聞き比べてもらったところ、701の方が透明感があってイイとのこと。分解能や音の(表現の)豊かさに関しても701の方が一枚上手らしい。……なんで購入した自分よりも家族の方がその辺敏感に聞き分けられてるのだろうか……orz

 音質以外の点についてだが、まず付け心地は良いような悪いようなちょっと微妙な具合。側圧は良いがてっぺんが痛い。
 コードは3m。柔っこくて扱いやすい。デザインは間違いなく595や440より優秀。作りは基本プラスチックなのでちと安っぽいような気がしないでもないが、シルエットがかなり好み。

 とまあ、何だか595と比較して一万以上出した価値があったのかお前と突っ込まれそうな感じだが、良いんだよ所有欲が満たされてるからそれで。(何
 それにマイリファレンスである595と負けず劣らず良い音鳴らしてくれる時点で十分合格ラインだし。595の方が良く聞こえたりするのは脳内で補正が掛かりまくってるんだよきっと。


 さてはて、これでヘッドフォンは大体揃った感じですな。
 マイリファレンスであるHD595。
 良い意味で無難に使えるSRH440。
 超イージーリスニング用にHD228。
 オールマイティに高音質なK701。
 ……何つーか、流石に四台もありゃ十分だろうというか(苦笑

 だが贅沢を言うなら米屋かゾネ、或いはソニーかテクニカの密閉型が欲しいんだよねぇ。ちょい硬めの音で比較的オールマイティに使える、打ち込み系が得意の機種とか。ライブラリにそういう手合いのソースがかなりあるからなー。
 尤も、K701買って懐がスッカラカンなので当分は何も買えないだろうが…


追記[11/05/18]:
 後日改めてHD595とK701の比較を行いました。こちらからどうぞ。

2011/02/10

雑記+ヘッドフォン試聴雑感

 先日ZH-BX300をT401Sに繋いで使っていたところ、ちょっと音量を上げてみたら音がヒリヒリして聞こえるように。
 …………籠もりの次は音割れかいorz

 X5+mini改では音量かなり上げても音が割れる気配なんて微塵もないんだがなぁ……やはりイヤフォンとしての格が違うのか、それともプレーヤーの特性か、…………はたまた何時ぞやの爆音ブレークインで音量上げすぎたまま三時間くらい気付かずにほったらかしにしてしまったせいか(滝汗)、どれなのだろう……
 因みにX5は何だか随分と音が良くなってびっくりしている。開封直後とはクリアさが段違いで、今では高音やボーカルが刺さる刺さる。でもこれくらいの方がやはり聞いてて楽しい。

 ところで本日は帰りに気になるヘッドフォンの試聴などしてきた。
 以下に感想を記す。

▽K701・K601
 パッと聞いた感じではよく似ているこの二機種だが、聞き込むと結構違うことがよく分かった。
 具体的に言うとK701の方がクリアかつあっさり風味で、K601の方が高音に艶がある代わりに解像度は今一つ……ってアレ?? 確かK601の方がクリアというかクリスタルみたいなサウンドだと巷じゃ言われてたはずでは……?(汗

▽DT990
 K701と聞き比べたのだが、何というか少しシャカシャカしてるというか余計な音が聞こえるというか。
 要は巷で言われてるように「見事にドンシャリ」ということなのだろうが、……う~む、やっぱ微妙。

▽DT880
 こっちもK701と聞き比べたのだが、少し似ているようでやっぱ違うというか。
 少なくともDT990よりかは好みだったが。

▽HD25-1II
 存外に解像度が良いので驚いた。音圧が相当強いのでしっとりした曲には微妙かもしれないが、それでも割とオールマイティーな機種ではなかろうか、なんて。

 ……今まではK601を欲しいと思っていたのだが、やっぱ生産終わっちゃってることだしK701を狙おうかしらん……


追記[11/02/12]:
 K701を注文完了の巻。27k。最安より微妙に高いが、まあこの程度なら誤差の範囲内と言うことで。

2011/01/30

イヤフォン雑感:Image X5 其の弐+ZERO AUDIO ZH-BX300

 曇った感じがすると先日書いたImage X5だが、辛抱強くライブラリ全曲ランダム再生したりピンクノイズをやや爆音気味に鳴らしまくったところ、最近になってかなり音が変化してきた。
 具体的には音がかなりクリアになり、高音が若干刺さるくらい輪郭がはっきりしてきた。真逆あの靄がかかりまくったような音がここまで変化するとは…………ブレークインの効果、侮り難し。

 ただ此奴、インピーダンスが高いせいかどうかは分からないが、どうも音量を大きく(電流を強く?)しないと本領を発揮しないような気がする。低音量だとどうしても靄がかかりやすくなるのだ。音量を上げていくと次第に靄が晴れていって、結構刺激のある音を聞かせてくれるのだが、流石にあの音量で聞き続けるのは難聴になり易いと思うのよなぁ…
 尤も、大音量時に限るとは言えクリアに鳴るようになったのだから、もう後一歩ってとこだろう。低音量でもクリアに鳴るようになれば、晴れてブレークイン終了って感じかね。


 さて、先日購入したZH-BX300についてのお話。

 現在ピンクノイズでブレークイン中。かれこれ20時間以上はガリガリやったはずだが、未だ曇りは晴れない。
 音は高音よりのフラットかな? X5の高域を強くして中低域を若干抑えたような感じ。バランスとしては好み。分離感は中々で割と色々聞き分けられる。後はこれで曇りが晴れてくれれば言うこと無さそうなのだが…

 しかしBA型って代物はこうも曇りやすいものなのかね? それともX5やBX300だけの特性なのか、インピーダンスによるものなのかよく分からぬ。BAドライバは振動板に金属(鉄?)使ってるという話だが、そのせいかしらん。

追記[11/05/18]:
 ZH-BX300の検索で此方に来られる方が多いようなので、後日改めて纏めたBX300の感想が書かれている投稿へのリンクを張っておきます。ただどちらかと言えばマイナス方面の感想なので、そのつもりで宜しく御願いします(汗
 →[11/03/13] 突発的に記す保有ヘッドフォン音質メモ
 →[11/04/23] イヤフォン雑感:ZH-BX300 其の弐+その他


 それはそうと、…………UE600ってどんな音なんだろう、とか。(爆
 いや、UE製品って一度も使ったことないから興味あるのよな。でもTripleFi 10なんてとてもじゃないが手が出せんので、それならちょっとランク落としてミドルレンジのUE600を、と。それに今自分が保有しているBA型(X5・BX300)はシングルドライバだから、マルチドライバの音がどんなものか味わってみたいというのもある。

 いやはや我ながら、すっかりスパイラルにハマってるようで…

追記[11/05/07]:
 訂正。マルチドライバはUE700からだった模様。UE600はシングルドライバなんだそうな。

2011/01/22

イヤフォン雑感:Klipsch Image X5

 三週間掛かってようやく密林から到着したX5。
 到着後すかさず開封し、喜び勇んで据え置き環境に繋いで使用してみたのだが、


 …………何だ、この曇った感じは……?


 そう、何故か曇って聞こえるのだ、音が。
 輪郭が滲んでいるというか、薄布被ってるというか、兎に角もう一つハッキリした感じが足らない。
 評判を見る限り解像度は高いハズなのだが……これはどういうことだ??

 まず最初に疑ったのは装着方法。とりあえず、付属していたイヤーピースを全部使ってみた。
 その結果、とりあえず装着出来たのがシングルフランジのM(デフォルト)とダブルフランジのS・L。更に、この中で一番音がクリアに聞こえたのがシングルMとダブルS。ダブルLは収まりが滅茶苦茶キッツい上に、音が更に曇ったので大却下。それから更にシングルMとダブルSを聞き比べ、最終的に収まりが良いシングルMを採用した。
 次に突っ込み加減。浅く緩めに挿したり、ER何某宜しく耳つまんで深くぶっ挿したりしたが、どちらも全くダメ。スッカスカになるか、はたまた曇りが一層強くなってしまう有様。何度も抜き差ししてる内に耳は痛くなるし、もうね…
 結局、軽く突っ込んでから耳つまんで更に少しだけ深く突っ込むくらいが一番マシな感じになった。しかしそれでも曇りは消えない。…………一体どうなってんだホント……

 続いてブレークイン。ピンクノイズでごりごりと。
 しかし、現時点で計20時間程鳴らしたが効果は微妙。多少はマシになった様な気はするが、そこまで改善されてない。……………………う~~~~~~~~む。

 一応、耳の方が慣れてくればそれなりに聞けるようになるのだが…………しかし「耳を慣らさないと」ダメというのは、何というか色々違うだろと。
 HD595やSRH440、HiDefJaxは聞き始めてすぐに音の良さが実感出来るんだが、この差は一体何なのだろう…

 因みに耳がある程度慣れた後の「それなりに聞けるようになった」X5の音だが、「とかく量が多い」という一言に尽きる。繊細さや明瞭さよりも、音の厚みと迫力でガンガン鳴らす印象。
 音のバランスは高域が若干少なく、中域が非常に多く、低域が若干多い。要するに低音よりのかまぼこ。解像度は兎も角分離はかなり優れており、色々な音を聞き分けられる。ぶっちゃけ、これで曇りが無ければ非常に優秀なのだが…
 長所を挙げるとすれば、ボーカルのサ行やシンバルの音が全くと言って良い程刺さらないことか。輪郭がぼやけている分エッジが立っていないのだろう、ホントに全然刺さらない点には感心した。御蔭で聴き疲れはし難い。

 まあ折角買ったのだから売り飛ばしたり荒っぽく使ったりするつもりは毛頭無いが、これは音との付き合い方をよく模索する必要があるな…
 とりあえず、これからのブレークインで改善されることを期待しながら使い続けようかね。


 さて次に狙っているイヤフォン・ヘッドフォンだが。(←懲りてない
 候補は以下の通り。

・AKG K601
・ortofon e-Q5
・Etymotic Research ER-4S
・CREATIVE AURVANA Air
・ZERO AUDIO ZH-BX300

 ZH-BX300は候補というか確定。外で荒っぽく使える密閉型が欲しいので。
 AURVANA Airは新機種購入時によく参考にさせて頂く某廃人さんのサイトで高評価だった(595とHiDefJaxも同様)のと、えらく安いので。耳掛け(もといインナーイヤー)型持ってないのでほぼ確定。
 e-Q5は巷で評価の良いe-Q7の廉価版と聞いて。eイヤホンで15kくらいと手が出やすいのもイイ。以前e-Q7の音をキラキラ過ぎて無理と判断したことはこの際忘れる(何)。それに高級BA型カナルはやっぱ一個くらい持ってたい。X5のことはこの際忘れろ。(ぉ
 K601は前々から欲しいと思っているのだが、高いので未だ無理。701(702)と迷うが、伝統的AKGサウンドを味わえるのは601の方と聞いたのでこっちをチョイス。臨時収入があったら是非。
 ER-4Sはひたすら解像度高いそうなので。装着感と見た目はこの際忘れる(←しつこい)。それに前々から興味はあったし。

 さて、再び節約の日々だな……(遠目


追記[11/01/26]:
 密林にてZH-BX300をポチリ。

更に追記[11/01/26]:
 密林をキャンセルして某量販店で購入。
 HP-A3に繋いでみたところ、…………曇り感再びorz

2011/01/19

雑記

 Amazonで待ちぼうけ食らっていたImage X5が遂に「出荷準備中」に。
 な、長かった……てっきりkonozamaになるかと思ってたので、凄くホッとした……

 本日は午前中で講義が全て終了、というか一限目しかなかったので、正午頃には普通に帰宅していた次第。んで何故か今までずっとデスクトップのキーボードをバラして掃除していたという…(爆
 いやね、キーの隙間から埃がにょっきり顔を出しているのは流石にヤバいというか何というか。ガワ外してシャワーしたら埃が凄いのなんのって。御蔭でピカピカになったけど、乾かすのにかなり時間食っちまった…


 さて、ようやくX5が届きそうなわけだが、…………早速他のイヤフォン探してる自分はやっぱ馬鹿ですかね?(ぉ
 いやさ、半ばやけっぱちで注文したHiDefJaxがいざ使ってみたらかなりストライクで、外へ持ち出すのが惜しくなってきたという……(※コレクションなどは絶対外へ出さない性格

 そこで「荒っぽく使っても自分ん中で納得の行く価格帯(5kくらい)、かつ出来ればBA型で何か良い機種無いかなー」と調べてみたら、あっさり見つかった。ZERO AUDIOのZH-BX300である。
 ZERO AUDIOはLANケーブルのメーカーとして知られる協和ハーモネットが立ち上げたオーディオブランド。有名メーカーでは実売価格でも大抵一万円以上するBA型イヤフォンを、発表した二機種共に定価一万円以内という低価格で売り出している。BX300は二機種の内の安い方で、実売価格は四千五百円くらい……って安っ。評判も悪くなさそうだし、次の購入対象は此奴に決定だな…

 実を言うと5k以内のBA型にはCREATIVEのAURVANA In-Earもあったのだが、ZERO AUDIOの方が新進気鋭のメーカー(ブランド?)で面白そうなので、こっちを第一候補に据えた罠。
 来月辺りにでも注文しようかねー。

2011/01/18

雑記(CK10試聴雑感・HiDefJax雑感含)

 HiDefJaxポチってみたりiPod miniにRockbox突っ込んだりと何だかかなり迷走しているこの頃。
 まあ前者は気になってた機種だし使ってみたら予想外に音良かったからいいとして、後者は余り効果らしい効果を感じられなかったのが微妙というか。……我が耳の性能なんて所詮そんなものか……

 それにしても昨日の雪の凄いこと凄いこと。御陰様で電車止まるわ学校は午前中休講になるわで朝っぱらから大忙しだった。乗り換え駅に到着してみれば路線は完全にストップしていて当分は動く様子が無く、そのままホームで待つのも癪だったからイヤホン試聴しに行ったりした。……我ながら何やってんだか……
 今回試聴したのは以前も聴いたことのあるCKM77・99とCK10。DAPはT401S。HiDefJaxの御陰でイヤフォンの聴き方が分かった気がするので、違った感触を得られるかなー、と。

 結果から先に言うと、CKM99は以前と同じ。もうちょっとくっきりした感じが欲しい。低音が強い。
 一方でCKM77は「割とアリなんじゃないかこいつ?」と思うようになった。この音で7k(Amazon)は安いかも、なんて。

 んで今回初めての試聴であるCK10だが…………びっくりした。凄く。未体験の鳴らし方だったので。
 はっきり言って低音は弱い。というか薄い。が、その代わり中高音が兎に角目立つ。しかも音の輪郭が非常にはっきりしている。ものの試しにロック鳴らしてみたが、これはこれでアリかもと思った。迫力よりも繊細さで聴かせる感じになってしまうが、それでも解像度が良いせいか結構スピード感があって、普段とは一味違った感じで音楽を楽しめそう。
 と、中々興味深い機種ではあったのだが、…………今の自分には、ちょっと手を出しにくい価格なのが残念無念。これであと五千円くらい安けりゃ将来購入を検討するのだが…


 さて、試聴で一時間くらい暇を潰したら列車が動いてたので飛び乗って学校へ。
 バスに乗る為外に出ると、

「……………………此処、何処?」
 一面の銀世界がお出迎えしてくれましたとさ。

 いやいやいや、ちょっと待て。何だこの雪景色は。
 此処のロータリーってこんなに真っ白な場所だったっけ……?

 思わずぽかんと口開けてしまうくらいには驚いて、しかし半ば習性的にバス待ち行列に並ぶ。
 底冷えする寒さに身を震わせつつ、やって来たバスで学校へ。
 道中、余りに真っ白な街の光景にそこそこ驚きつつ、学校に到着してみれば、…………雪合戦て、おぃおぃ(汗
 お前らいい歳こいて雪如きでそう騒ぐなや…………気持ち分からんでも無いけど。(何


 月曜は二限と三限しかなく、その二限が午前中休講だったので本日は三限のみ。いつものように受講してさっさと帰宅。
 本来なら帰りに試聴でもしてくるのだが、今日は午前中にやったのでそのまま直帰。

 帰宅後、デスクトップに火を入れてみたら異音がする。ぶぅんぶぅんと唸りが凄い。ファンに埃でも詰ったのか?
 早速コード外してカバー外して清掃開始。掃除機とエアダスターとピンセットで埃を駆除。今回はメモリ外したりVGA外したりして徹底的にやってみた。今まで壊すの恐くて手を付けてなかったんだよな…
 一通りやり終えたところで元通りに組み立て直し、コード繋いで再びスイッチオン。すると…………先ほどの唸りが嘘のように静かになった。というか殆ど無音で正直面食らった。……此奴って本当はこんなに静かなマシンだったのか……もっとこまめに掃除してやらねば……


 さて現在。慣しもかねてHiDefJax使用中。
 iPod mini改に繋いでるが、やっぱ良いな此奴……特に打ち込み系は良い仕事してる。ノリが良い。

 エッジは立っているが明るく響いてくれる高音に、十分出ている低音。中音も特別弱かったりはしておらず、総じてバランスがかなり優秀。抜けが良く音が爽やかで、分離感も上々。色々鳴らしてみたが、どんなジャンルでもそれなりに楽しめる。
 但し音漏れは割と深刻。電車内ではボリュームをかなり落とさないと拙いこと間違いなし。

 それでも、この音と造りの良さ(ずっしりくる金属製筐体・絡みにくい布巻コード)で12kは正直値打ちかと。
 半ばやけっぱちで購入したが、正直大当たりだった。良い品です。


 余談だが、この文章を書き始める際にHiDefJaxをiPod mini改に差し込んだら、タイミングが悪かったのかブツンッ!っと凄く大きな音が発生した。
 …………多分壊れてはいないと思うが、今度からは差し込むタイミングに注意しよう……

2011/01/07

雑記

 昨日、学校帰りにCDジャーナルムックのヘッドフォンブック2010と2011を覗いてきた。案の定というか、ネットで高評価なのはこっちでも高評価だったね。しかし今回注文したImage X5が載ってなかったのは残念。X10はあったんだが。
 一方、現在所有中のHD595とSRH440、HD228は掲載されており、何れも中々の評価を受けていたのには思わずニヤリとした。特に595。案の定オールラウンダーと書かれてあって、「よっしゃ自分の選択は間違っていなかった!」なんて喜びまくったり。440もレーダーチャート見たらかなり良い感じで、再び「よっしゃ自(ry  …………まぁ何だ、我ながらホントにガキというか単純だと思う。

 あと目に留まったのがCD900STのトコ。何でも「モニタリングには使うが音楽鑑賞には御免だというプロも多い」とのこと。……自分、一応モニター機(440)持ってるけど、アレ使っていてそんなに聞き疲れた覚え無いのだが。
 そういえばネットのどこかに書かれていたが、CD900STが定番言われてるのはあくまで日本国内の話なんだとか。海外で主に使用されているのはAKGのstudio・MkII系、或いは同じSonyでもMDR-7506辺りらしい。……やっぱ日本人と欧米人とでは聴覚が微妙に違うのか……

 ところで未だにX5が到着しない件について。や、イーフロンティアが六日から営業再開することを考えれば当然かもしれないが、……一週間以上待ち遠しい思いをし続けるのは、流石にちとキツいな。些か疲れた。

 しかし、イヤフォンってのはヘッドフォンよりも金掛からん代物かと思ったらそうではなくて、むしろ同じくらいか、下手すりゃそれ以上に金掛かりやすいんだねぇ。小さいとこに色々詰め込まにゃならん分、作るの手間掛かるんかね? 何せSE535とかMDR-EX1000とか、信じられん価格付いてるからなー。しかしShureはヘッドフォンは滅茶苦茶安いのに、どうしてイヤフォンはこう高いのだろう…
 そう考えると、ER-4シリーズは相当コスパに優れているのが良く分かる。実売価格が二万弱にも関わらず、イヤフォン最高の音質なんて方々で言われてるからね。尤も、装着感とインピの高さをどうにかする必要があるので、初心者が評判の高さ知っただけでいきなり手を出すと、しっぺ返し食らう気もするが…

 にしても、……今回X5購入してますますそうなってしまったが、我ながら所有する音響機器の尽くがミドルクラスばかりだなw
 HD595は上に650や800があるし、同様にSRH440には840、HD228には238、HP-A3にはA7があるからね。んで今回のX5は……まぁ、言わずもがなですな。

 や、フラッグシップに興味無いワケじゃないが、…………金が無ければ世の中どうにもならぬワケでありまして。(遠目
 フフフ、こうなったらいっそ、フラッグシップ一切無視してミドルクラスを極めちゃるか!?(←莫迦) 差し当たってはK601とかSE425とかhf5とか。

 あー、早くX5届かないかなー。

2011/01/02

イヤフォン色々試聴雑感

 ヘッドフォンを購入する上で重要な行為である「試聴」だが、……ぶっちゃけ、自分の場合コレがとてもアテに出来ない。
 というのも、ポータブル環境は前回書いたようにへっぽこだし、据え置き環境は少なくとも知っている試聴スポットのソレよりも自分のモノの方が優秀な気がするからである。

 オーディオ(もといヘッドフォン)の世界に足突っ込んでからこっち、学校が早めに終わったりすると家電屋やオーディオ店の試聴コーナーに足を運んでは手当たり次第にイヤフォン試聴しまくっていたのだが、……環境が環境だからか、どの機種も全然良い感じがしなかったんだよねぇ。具体的に言うと、物凄く籠もった感じがするのだ。
 今になって考えると、これはヘッドフォン(特にHD595)の鳴り方に慣れすぎたせいで、イヤフォンの所謂「頭内定位」という奴をどう捉えれば良いか分からなかった為だろう。或いは、試聴機のイヤーピースが合わなかったとか自分の嵌め方が悪かったとかそんな感じか。要するに悪いのは全部自分であろうという話。

 以下、その全く以てアテにならないイヤフォン試聴結果を晒してみる。

・ATH-CKM99:
 低音が強い。中高音が埋もれている感じがする。
 もこもこしているというか、もうちょい輪郭が欲しい。

・ATH-CKM77:
 99より高音寄りで輪郭くっきり。しかし些か安っぽい。ちょっとシャリつく。
 でも99よりかは好き。

・Image X10:
 装着が難しい。良い具合に嵌った時とそうでない時の差が激しい。
 しかし嵌った時の音は凄く良い。バランスが良くて聞き易い。

・ER-4S:
 飾り気が少なく、繊細でシンプルな音。低音は思ってたよりずっと普通に出る。
 くっきりしてるけどエッジはきつくなく、聞きやすい。かなり好みの音。
 でも嵌め心地悪い。音量取り辛い。後者は兎も角、前者は致命的。

・hf5:
 ER-4Sより低音は出るようになってるが、その分繊細さが犠牲になってる気がする。
 4Sの方が好き。

・e-Q7:
 キラッキラ。無理。

・IE8:
 一瞬ヘッドフォンを使っているような錯覚を覚えた。
 精密に聞き取る必要が無いなら此奴がベストかも?

・SE535:
 嵌めるのが面倒だが音は良い。バランスが良くて自然。遮音性も高い。
 でも高すぎる。

・HP-TWF11:
 低音過多。中高音が埋もれまくり。

・ATH-CK100:
 キラキラ。やっぱ無理。

・ATH-CK90PRO:
 低音寄り。非ドンシャリ。中域も高域もそこそこ出る。解像度は中々。
 しかし何と言うか地味。

・MDR-EX1000:
 ダイナミック型にしてはかなり繊細。ワイドレンジ。しかし微妙に癖がある。
 EX800STよりかは音に面白さを感じた。でもやっぱ高すぎる。

・MDR-EX800ST:
 CD900ST同様のっぺりした音。強調はされてないだろうが如何せん地味すぎ。
 聞いてて楽しくないというか、ぶっちゃけ好きになれない音だった。

 ――――とまぁこんな感じだから全くアテにならんのだよなー。だってネットで書かれてるよーな良さが全然分からんかったし。特にEX800STとか。アレは何が良いのかさっぱり分からんかった。
 つか、海外メーカーと国内メーカーとで好きか嫌いかハッキリ分かれている時点で大分片寄ってるという話。自分のへっぽこポータブル環境で試聴すると、どーしても国内メーカーは音が平坦で地味に感じられてしまうのよなー。対する海外メーカーはすげぇ華やかに聞こえたりめっちゃ繊細に聞こえたりと、なんつーか「音が生きている」感じがした。
 ……無論、この感想は環境が環境だからアテに出来ないのだが。

 さて、今回購入したImage X5だが……実は一回も試聴したことが無い。ネットでの評判と自分のカン、加えて値段とデザインとBAドライバ機ってコトだけで決めたのだ。
 レビューやら見る限りでは、X10には劣るものの高解像度でノリの良い音を出してくれる御様子。まぁ、アウトドアでそんな超高解像度求めたりするのもアレだし、オーディオの世界に爪の先を接触させたかさせてないか、って感じの身には妥当な買い物だろう。届き次第、先ずは据え置きに繋いで、ゆっくりじっくり聞いて慣らして、それからポータブルで使うつもり。

2011/01/01

謹賀新年

 皆様明けましておめでとう御座います。本年も宜しく御願い致します。

 ……開設したばかりで今年も宜しく云々言うのはちょっと微妙な気もするが、まあ儀礼ということで。けじめけじめ。