2011/01/22

イヤフォン雑感:Klipsch Image X5

 三週間掛かってようやく密林から到着したX5。
 到着後すかさず開封し、喜び勇んで据え置き環境に繋いで使用してみたのだが、


 …………何だ、この曇った感じは……?


 そう、何故か曇って聞こえるのだ、音が。
 輪郭が滲んでいるというか、薄布被ってるというか、兎に角もう一つハッキリした感じが足らない。
 評判を見る限り解像度は高いハズなのだが……これはどういうことだ??

 まず最初に疑ったのは装着方法。とりあえず、付属していたイヤーピースを全部使ってみた。
 その結果、とりあえず装着出来たのがシングルフランジのM(デフォルト)とダブルフランジのS・L。更に、この中で一番音がクリアに聞こえたのがシングルMとダブルS。ダブルLは収まりが滅茶苦茶キッツい上に、音が更に曇ったので大却下。それから更にシングルMとダブルSを聞き比べ、最終的に収まりが良いシングルMを採用した。
 次に突っ込み加減。浅く緩めに挿したり、ER何某宜しく耳つまんで深くぶっ挿したりしたが、どちらも全くダメ。スッカスカになるか、はたまた曇りが一層強くなってしまう有様。何度も抜き差ししてる内に耳は痛くなるし、もうね…
 結局、軽く突っ込んでから耳つまんで更に少しだけ深く突っ込むくらいが一番マシな感じになった。しかしそれでも曇りは消えない。…………一体どうなってんだホント……

 続いてブレークイン。ピンクノイズでごりごりと。
 しかし、現時点で計20時間程鳴らしたが効果は微妙。多少はマシになった様な気はするが、そこまで改善されてない。……………………う~~~~~~~~む。

 一応、耳の方が慣れてくればそれなりに聞けるようになるのだが…………しかし「耳を慣らさないと」ダメというのは、何というか色々違うだろと。
 HD595やSRH440、HiDefJaxは聞き始めてすぐに音の良さが実感出来るんだが、この差は一体何なのだろう…

 因みに耳がある程度慣れた後の「それなりに聞けるようになった」X5の音だが、「とかく量が多い」という一言に尽きる。繊細さや明瞭さよりも、音の厚みと迫力でガンガン鳴らす印象。
 音のバランスは高域が若干少なく、中域が非常に多く、低域が若干多い。要するに低音よりのかまぼこ。解像度は兎も角分離はかなり優れており、色々な音を聞き分けられる。ぶっちゃけ、これで曇りが無ければ非常に優秀なのだが…
 長所を挙げるとすれば、ボーカルのサ行やシンバルの音が全くと言って良い程刺さらないことか。輪郭がぼやけている分エッジが立っていないのだろう、ホントに全然刺さらない点には感心した。御蔭で聴き疲れはし難い。

 まあ折角買ったのだから売り飛ばしたり荒っぽく使ったりするつもりは毛頭無いが、これは音との付き合い方をよく模索する必要があるな…
 とりあえず、これからのブレークインで改善されることを期待しながら使い続けようかね。


 さて次に狙っているイヤフォン・ヘッドフォンだが。(←懲りてない
 候補は以下の通り。

・AKG K601
・ortofon e-Q5
・Etymotic Research ER-4S
・CREATIVE AURVANA Air
・ZERO AUDIO ZH-BX300

 ZH-BX300は候補というか確定。外で荒っぽく使える密閉型が欲しいので。
 AURVANA Airは新機種購入時によく参考にさせて頂く某廃人さんのサイトで高評価だった(595とHiDefJaxも同様)のと、えらく安いので。耳掛け(もといインナーイヤー)型持ってないのでほぼ確定。
 e-Q5は巷で評価の良いe-Q7の廉価版と聞いて。eイヤホンで15kくらいと手が出やすいのもイイ。以前e-Q7の音をキラキラ過ぎて無理と判断したことはこの際忘れる(何)。それに高級BA型カナルはやっぱ一個くらい持ってたい。X5のことはこの際忘れろ。(ぉ
 K601は前々から欲しいと思っているのだが、高いので未だ無理。701(702)と迷うが、伝統的AKGサウンドを味わえるのは601の方と聞いたのでこっちをチョイス。臨時収入があったら是非。
 ER-4Sはひたすら解像度高いそうなので。装着感と見た目はこの際忘れる(←しつこい)。それに前々から興味はあったし。

 さて、再び節約の日々だな……(遠目


追記[11/01/26]:
 密林にてZH-BX300をポチリ。

更に追記[11/01/26]:
 密林をキャンセルして某量販店で購入。
 HP-A3に繋いでみたところ、…………曇り感再びorz

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