2019/03/07

モバイルとかオーディオとか雑感

 まさかの一年以上の放置に我ながら草生えますよwwwwwwwwww



 …………いや、私生活が色々と慌ただしくてですね。プラモは積みっぱだしオーディオも特になーんも買い物してないし。ちゅーか諸事情あって一年通してテンションがだだ下がりでブログ更新する気力が無かったワケでして……(※言い訳になっていません

(実はこっそりと一回だけ更新していたりするのですが、悩んだ末非公開にして引っ込めてあります。ぶっちゃけ読んで楽しい話でもないので……まあ、気紛れで再公開するかもしれませんが)

 しかし、2019年に入ってから買い物を少々致しまして。
 具体的に言うとスマホとポタアン。DAPを兼ねて愛用していたLG V10(LG-H961N)がスマホゲーをプレイ中に突如フリーズ→まさかの   という最悪のぶっ壊れ方を見せつけてくれやがりまして、代替として格安ハイパワースマホ+USB-DAC内蔵ポタアンの組み合わせを検討、実際に仕入れた次第。
 どちらも中々面白い、つーかとても良いモノだったので、簡単に雑感など記させて頂こうかと。


<スマートフォン雑感:Xiaomi Pocophone F1(Poco F1) ファーストインプレッション>

 日本国内で正規に取り扱いのある中国のスマホメーカーで、恐らく最も有名なのはHuawei(ファーウェイ)だろう。OPPO(オッポ)も正規販売されているが、Huawei程の知名度は無いと思われる。
 一方、今回購入した機種の製造元であるXiaomi(シャオミ)は日本国内で正規販売されていないメーカーである。しかし中国国内や欧州のグローバル市場に於いてはそのコスパの良さから人気が高い。日本でも、熱心なガジェッターが欧州や香港、シンガポール等に拠点を置く海外の通販サイトから個人輸入している模様。
 かくいう自分も、かつてV10をEXPANSYSという英国の通販サイトから個人輸入したのだが、今回はEXPANSYSではなくETORENというサイトを利用した。購入手続きは至ってシンプルで、クレカやPayPalアカウントを利用すれば支払いもスムーズ。普段から密林や楽天で買物をしていれば、先ず問題なく購入出来るだろう。

 さて、肝心の機種そのものについてだが。
 此度、V10の代替としてのスマホを買うにあたって考慮したことは、

・ハイパワー
・低価格(出来れば50k以下、最悪でも60k以下)
・microSDカード対応
・USB-C端子搭載
・3.5mmミニプラグ搭載
・Bluetoothコーデックの充実(特にaptX HDとLDAC)
・ハイレゾ音源(DSD等)再生可能

 ……この七つ。尤も、特に重視したのは上から四つまでで、下の三つはあれば良いかな、という程度だったけど。
 そんで色々探した結果、当初はASUSのZenFone 5ZとHuaweiのnova3が候補に上った。ハイレゾ音源への対応は微妙な所だったが、どちらも国内で正規に扱われている機種としては値段とパフォーマンスのバランスが良さ気(Zenfone 5Z:60k前後、nova3:50k前後)で、後は安さを取るかスペックを取るかで悩んでいた。
 そんな時、SamsungのGalaxy Note9が先程の条件の内、価格以外の全てを満たしていることを知り、猛烈に欲しくなったものの日本国内では大手キャリアの内二社(auとdocomo)からしか正規販売されていないことで敢え無く断念――したかと思いきや、中古スマホショップのイオシスで新品同様の品がSIMフリー状態でフツーに買えると分かって混乱し始める。……「いっそ奮発して全部入り買っちゃうのもアリじゃないか…?」とか本気で考え出しては即否定、を何度繰り返したことか。

 Note9の存在を知ってから、どっかで安く買えるショップ無いかなー、とネットを漁り続けていたのだが、そんな時にEXPANSYSでSIMフリーのグローバル版が80kそこそこで陳列されているのを発見。ここでようやく、「かつてV10を買った時と同じ真似をもう一度やる」という選択肢に思い至り、日本国内で正規販売されていない機種も含めて条件に合う機種を再検討。
 すると、一つとんでもない機種が見付かった。今回購入したXiaomiのPocophone F1である。

・ハイパワー(Snapdragon 845+RAM6GB+液冷機構)
・microSDカード対応
・USB-C端子搭載
・3.5mmミニプラグ搭載
・aptX HD、LDAC対応
・大容量バッテリー(4000mAh)

・低価格(ストレージ64GBなら30k台前半、128GBでも30k台後半)

 ――――コレだッッッッッ!!!!!、と思いましたよえぇもう。

 その後、カラバリにArmored Editionというリアにケブラー素材を使用した特殊モデルがあることを知り、これなら方々で言及されていた安っぽさも多少はマシになるかしらん?、と思って取扱店を捜索。先述したETORENを発見し、購入に至った次第。
 尚、Armored Editionはストレージ容量が128GB固定且つ値段がちょい高め(40kちょい)だった。それでもSDM845搭載機としては破格もいいトコだけど。

 長々しく鬱陶しく購入経緯を語ってしまったところでPocophoneの雑感だが、

 なんじゃこのヌルサク感は?!

 現在、通話用のケータイはHuaweiのP10 Liteを使用しており、コイツも中々値段の割にはよく動いてくれる。が、スマホゲーなんかをやっていると結構熱持ってカクついたりすることがしばしば。……それでもお亡くなりになったV10よりは軽快だが。
 しかしPocophoneのレスポンスは正にケタ違い。ブラウジングは当然のこと、ゲームでもほぼカクつきが発生しない。剰え、プレイヤーを起動しバックグラウンドでBluetoothイヤホン使って(aptX接続)音楽聴きつつスマホゲーをプレイしても、殆ど支障が無い。……こんな真似をP10 Liteでやればかなり負荷掛かるだろうし、V10でやろうものなら果たしてどうなったことやら…
 SDM845という現行トップクラスのSoC、6GBの大容量RAM、極めつけにゲーミングマシンさながらの液冷機構というトリオが齎すパフォーマンスは「快適」の一言に尽き、その上4000mAhの大容量バッテリーのおかげでやたらこまめに充電する必要は無いと来た。……正直、これが日本国内で正規販売されようものならXiaomiの天下は確実だろう。だってコスパが化物過ぎるもの。つか安過ぎて笑える。草生えますよwwwww

 彼方此方で言われているPocophoneの欠点、「見た目」「カメラ性能」「対応バンド」だが、私的にはスペック最優先で購入したので殆ど気にならないかなあ。むしろカメラ性能は十分過ぎる程綺麗に撮れるのでとても驚かされた。ま、見た目のチープさと対応バンドの狭さは同意出来るが、どのみちジャケット被せるしバンドもソフバン系がほぼフル対応しているので実用面は問題無いだろう。強いて言えば技適パスしてないの最大の欠点か。個人輸入やる次点で既に分かりきったことだが。
 なんでもXiaomiスマホの中国国内向けモデルはGooglePlayがインストールされていないらしく、グローバル版でないとGoogle系アプリは利用出来ないとか何とか聞いていて、届いて起動する前は内心おっかなびっくり状態だったのだが、ちゃんとPlayストア使えるしChrome入ってるので何の問題も無かった。てか日本で正規流通していないにも関わらずOSが完全対応している辺り、グローバル企業ってのはよく分かってらっしゃる(?)ねえ。

 一つ誤算だったのは、事前にネットで調べて付属する充電器がC型プラグらしいので日本仕様のA型に変換するコネクタ?アダプタ?を購入しておいたのだが、実際に到着したArmored Editionに付属していたのはなんとBF型という……おかげさまでAnkerのQuickCharge3.0対応充電器を別途購入するハメに。トホホ…
 他、ガラスフィルムや耐衝撃ジャケットも購入したので、そういったオプションだけで5k程掛かっていたり。尤も、フィルムとジャケットはPocophoneじゃなくても買い揃えていたはずなので、必要経費のようなモノです。

 70kや80k、或いはそれ以上するようなハイエンド機程見た目のプレミア感は無いが、中身がそれらとほぼ同等で価格は凡そ半額かそれ以下という圧倒的なコスパはやはり魅力的。無論、いざという時の保障は無きに等しいがそれを補って余りあるお買い得さの一台と言えよう。
 所々で言われてるが初めてのスマホ個人輸入にもオススメ。この機会に64GBモデルをサブ機として如何?


<ポータブルヘッドフォンアンプ雑感:iFI Audio xDSD ファーストインプレッション>

 さて。
 スマホを上手い事格安で新調出来たは良いが、V10で再生出来ていたDSDファイルがこのままではストレージの肥やしと化してしまうぞどうしよう、となった次第。

 ……とは言うものの、そもそもそんなにDSDファイルを数多く持っている訳ではないので、ぶっちゃけ無視しても良かった。しかし、これでもなんだかんだ言って一時期イヤフォンヘッドフォンを少ない懐をどうにかやりくりしてチマチマ買い増やしていたくらいにはオーディオを趣味としていた身。どうしてもハイレゾ音源を十二分に再生出来る環境を維持するべく、今度はDAPを捜索することに。

 スマホをどうにか安く抑えられたとは言え、トータルで50k近い出費だった以上、DAPはなるたけ安く抑えたいところ。必然、低価格帯を捜索するわけだが……コレが中々どうしてしっくりこないから困る。かと言って高価格帯はハイスペックな分価格の青天井加減もいいトコで、そんなもん付き合ってられぬ。六桁とか気が狂っとるとしか思えん…
 大体、V10を入手した時も感じたが、「……何で据え置き(デスクトップ)よりポータブルの方がDSD対応してたり環境スペック高くなっとんねん!?」というか……いやHP-A3ってUSB-DACとしては結構初期の方の製品だし、仕方無いこととはいえ…

 んで気付く。
「――あ。そうか、DAPじゃなくてPHPA(ポータブルヘッドホンアンプ)でも良いんか!」

 別にDAPを買わずとも、USB-DAC兼用PHPAを購入してスマホと繋げばポータブルリスニング環境としては申し分無い。スマホではなくデスクトップに挿せばそのまま据え置き環境化するし、自分の使い方にはDAP買うよりもその方がマッチするんじゃないか?、と。
 そこで目を付けたのが前々から気になっていた英国のオーディオメーカー、iFI AudioのxDSDと呼ばれる一台。最大でPCM(DXD)768kHz、DSD11.2MHzに対応し、最近出たばかりのハイレゾフォーマットMQAもドライバ次第で再生可能という超ハイスペック。更にaptX・AACの両Bluetoothオーディオコーデックにも対応し、高級Bluetoothトランスミッターとしても運用可能、と至れり尽くせりな製品である。
 だが如何せん価格が60k弱と結構高く、懐事情が世辞にも豊かとは言えない身ではちと手が出し辛い。Pocophoneと合わせると110kレベルの出費になりかねず、それではGalaxy Note9のSIMフリーを購入したのと大差無くなってしまう。

「むむむ……しかしアレ程のハイスペック(対応フォーマットの幅広さ)とBluetoothによる気軽なワイヤレスリスニングを両立可能な製品って同価格帯だとFiiO Q5くらいしか無いし、DAPでUSB-DACとしても十二分に活躍できそうなのって大分高くなるぞ…」

 ――と、悩んでいた矢先。
 某有名オーディオショップで、偶然にも月末のセールにより何と15%引きでxDSDが買えるようになっているのを目撃してしまった。

 …………まあ、その、なんだ。
 そういうしょーもない経緯(?)で、xDSDをIYH!してしまったのである。

 実際にxDSDを手に取って最初に思ったのは「小ッッッッッさ!?」である。自分の掌に丁度すぽりと収まりそうなサイズで、これで実売60k弱とかオーティオの世界って本当に頭イカれてるんやなって…
 取り敢えず簡単に実験として、Bluetoothから試すことに。ポリュームノブのLEDが青くなるまで長押しして電源を入れ、先ずはPocophoneとペアリング。勝手にaptXで繋がっていることに感心しつつ、事前にインストールしたNeutron Music Playerを起動。文鎮と化したV10から引っこ抜いて中身整理した後にPocophoneへ挿したSDXCから、適当なFLACを選択して再生。尚、出力先はATH-ESW9。

 先ず驚いたのは、こんな小さい筐体の何処に此程の出力があるのかということ。ESW9は別に鳴り難いヘッドフォンではないが、しかし何というか、こう、頭の中や周りにぶわっと音楽が広がる強い感覚があって、決して爆音では鳴らしていないにも関わらず強烈な印象を叩き付けてきた。……我ながら、上手く言葉で表現出来ないのがもどかしい。
 HP-A3やV10も中々の鳴り方をしていたと思うが、xDSDはそれらよりも音が鮮明で、所謂「表現力」的な部分がかなり優れているように感じられた。折角なので手持ちのイヤフォンも色々試してみたが、「あれ?コイツってこんなイイ鳴り方してたっけ?」と何度も思わされて、逆説的にxDSDのポテンシャルを実感することに。
 また、ギャングエラーの心配無く音量を取れるのが地味に有難い。HP-A3は低音量だとかなりギャングエラーがキツく、大抵のイヤフォンや高感度のヘッドフォンでは音量が大きくなりがちだった。一方V10はギャングエラーこそないものの、ボリュームの段階がやや荒く、丁度良い塩梅で調整し辛いのが厄介だった。xDSDはそういった心配をしないで済むので、ストレスフリーである。

 Bluetoothでも此程音が良いなら、USB直結ならどうなるんだろう……とワクワクしつつ、引き続きUSB入力を試すことに。実はxDSDと一緒にiFI純正のType-C USB OTGケーブルを購入しておいたので、それを使用してPocophoneとxDSDを直結。再生を開始。

 ……………………トラブル発生。音が出ねえ。

 ボリュームノブを回して音量を上げても音が出ない。Pocophone本体の音量を上げても変化無し。Neutronの設定をアレコレ弄ってもダメ。というか変なノイズが聞こえてきた。やべえ。
 USBを抜き差ししたり、プレイヤーを一旦タスクキルしてから再起動したり、PocophoneとxDSD自体を再起動したり、Pocophoneをファクトリーリセット掛けたり。兎に角何をやってもダメ。鳴らない。えぇ…
 じゃあファームはどうだ、おぉ丁度良く最新ファームv5.3Cとかあるやんけ試したろ、とファームウェアアップデートを実行。アプデ完了後にもう一度直結して再生。しかしやっぱり鳴らず、Neutronとは相性が悪いのか?、と考えてNeutron以外のUSB出力対応ミュージックプレイヤーアプリを導入してみたが全てダメだった。マジか。
 ならそもそもAndroidとは相性が悪いのか、と思い付属品のUSB3.0ケーブルを使用してMBPに繋いでみる。Audio MIDI設定を開くとちゃんとデバイスが認識されていて安心。しかしこっちでも音が出なかった。……………………なんで??(涙目
 なんだよもう、じゃあBluetoothでしか運用できないじゃんよ、とMBPとペアリングさせて適当に音を出させようする。そして焦る。Bluetoothでも再生できなくなっている。…………ちょっと待てちょっと待てねえちょっと待って……?!

 正直な話、この時点で購入店に初期不良扱いで返送することを本気で考えていた。ああどうしよう不良品掴まされた、くそうやっぱり英国面は信用ならんやはり最近は中華や韓国あたりがベストバイか、なんて思考していた辺り、相当混乱していたのだと思う。
 しかし翌日、そういえばv5.20~5.2Bのファームを使えばMQAは使えなくなるけどDXD768kHzやDSD11.2MHzが再生出来るようになるんだっけ、と思い出し、一縷の望みを託してファームのロールバック(→5.2B)を決行。すると――――――――無事に、音が出た。それもUSB直結で。Bluetoothも問題なかった。バッチリだった。

「――――MQA対応のせいかあああああアアアアアッッッッッ!!!!!」
 MQAなんて要らんかったんや!何だよオーディオ折り紙ってふざけんなコンチクショウ……!!(※酷い言い掛りです

 ……本当ならHP-A3とか未だにポータブルとして愛用しているJ3やnano(6th)辺りと音質比較するのがネタ的に良いのだろうが、流石にこういうアクシデントがあるとそんな気力が残っているはずもなく。その辺はまたいずれということで…
 下らないトラブルでかなり複雑な心境に陥ってしまったものの、きちんと使えるのであれば有線でも無線でもイイ音が楽しめる優秀なデバイスだとは思う。うん。はず。
 その内v5.3のファームに戻してみてもいっかい調子見てみようかな……どうもv5.3Cは公式のアナウンス見るとちょっと仕様が特殊っぽいし…


 このまま引き続き一昨年の年末からやってるスマホゲーの雑感でも書こうかと思ったのだが、流石に長くなり過ぎるので一度筆を置くことにする。
 今年は多少更新出来るといいなあ…

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