595とかなりよく似た音。高域から低域までまんべんなく鳴らす。
装着感(頭頂部がキツいものの側圧は普通)に起因するかどうかは定かでないが、595よりも近いところから音が聞こえる。分離感は595とほぼ同レベルだが、K701の方が若干勝る。弦楽器やフルートを鳴らすと違いがよく分かる(701の方が鮮やか)が、それ以外では余り違いを掴みにくいかもしれない。
追記[11/05/18]:
後日改めてHD595と比較を行い、ちょっと(むしろ大分か?)違った感想を得られたので少々訂正しました。因みにその結果はこちらからどうぞ。
<HD595>
低音寄りという話だが基本的にはフラット。エッジがキツくなく殆ど刺さらないので非常に聞きやすく、更に装着感の妙もあり長時間の使用では最強と言える機種。耳に優しいタイプの音なので刺激が欲しい場合はオススメしないが、基本的にはオールマイティで何でも聞ける。
音場表現が見事。耳から一歩距離を置いたところで音が鳴っている印象を受けるためか、聴き心地が非常にナチュラル。分離感も十分で、正直欠点らしい欠点が余り思いつかない機種。
<SRH440>
僅かに高音寄りのフラット。モニター機だからだろうが、上の二機種に比べ明るくニアーな音。多少エッジは立っているがそうキツくなく、聞き疲れはしにくい。クラシックのような大編成の楽曲でなければ基本的に何でも大丈夫な優等生。僅かに感じる密閉型故の籠もり感は御愛敬。
装着感は比較的マシな部類だが、頭頂部が痛くなりやすいのは難点。側圧も多少窮屈。その分遮音性と音漏れのしにくさは優秀。
<HD228>
値段が値段なので上の三機種とは流石に比べものにならないが、音のまとまりは意外に良い方。低域が強めとのことだが、中域~高域も割とそつなく鳴らす。
超軽量。着けてることを殆ど意識させないレベル。加えて音自体も聞き疲れしにくいタイプなので、イージーリスニングにもってこい。
<Image X5> ※イヤーピースはシングルフランジMサイズを使用
若干低域寄りのかまぼこで多少曇ったような音。繊細さや明瞭さよりも音の量や厚み、密度で勝負するタイプ。エッジは全くキツくなく、音そのものによる聞き疲れは殆ど無い(装着感による疲れはある)。かなり聞きやすい機種。サ行が刺さらない上、中域が良く伸びるのでボーカルに最適。
インピーダンスは50Ωとイヤフォンにしてはかなり大きい値だが、感度がかなり高いのでDAPでも問題なく音量が取れる。一方で遮音性や音漏れのしにくさも優秀。
因みにブレークイン必須。開封直後は籠もりがキツい。
<HiDefJax> ※イヤーピースはMサイズを使用
高域寄りの弱ドンシャリ。かなりエッジが立っているので刺さるときは容赦ない。440よりも更に明瞭でハキハキした音だが、意外なことに平面的な鳴り方ではない。
バスレフが開きまくっているので音漏れは激しいが、その代わりカナル型としてはかなり抜けが良く、明瞭な音と相まってかなり爽やかな聞き心地。金属的とも言えるが、そこまで冷たい音でもない。中域の伸びは普通。ボーカルよりも打ち込みなどの方が良い。
<ZH-BX300> ※イヤーピースはMサイズを使用
装着感や取り回しなどガジェットとしての機能はまずまず。しかし籠もり感がかなりキツく、聞き疲れしやすい。X5をより高域側へシフトさせたようなバランスで、明瞭さに乏しく暗めの音調。
これで籠もりがなく音調が明るければナイスと胸を張って言えるのだが…
<ATH-CK6> ※イヤーピースは灰色(縦長)Mサイズを使用
籠もりはないものの低音が強めで中域~高域が遠く、全体的に音の伸びや響きが圧倒的に足りていない。
買った当時はiPod付属イヤフォンとの違いに驚かされたものだが、今となってはやはり微妙すぎる。
どう見てもHD595が優遇されているような気がするが、コイツは自分が初めて買った高級ヘッドフォン故に補正がかかっているため。届いてすぐに箱を開け、ドキドキしながらPCに繋いで普段聞いているナンバーを再生させた時の驚きは今も記憶に新しい。
前回も書いたが現在打ち込み系に合う機種を捜索中。HFI-780かMDR-7506、RH-300辺りがコスパ的に妥当かと思われるが、正直どうしたものか。いっそもっと金貯めてZ1000買っちゃうとかそういう手もあるわけだし、中々纏まらぬ。
外使いはX5で十分として、インドア用で打ち込みが得意げな比較的汎用性の高い機種となると、やはりモニター系かゾネホンくらいしか思いつかんのだよなー。う~む…
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